ウクライナへの軍事侵攻で世界から孤立するロシアのプーチン親分。
その思考回路の考察が、盛り上がっている。
ロシアの主要銀行が、銀行ネットワークであるSWIFT(国際銀行間通信協会)から外された。
そしてマクドナルドやアップルを等々、多くの外国企業が撤退する景色。
今まさにロシアは、世界からの孤立が加速中。
国際社会が正当化できない軍事侵攻に踏み切ったプーチン親分。
西側諸国と接するウクライナが、NATO(北大西洋条約機構)入り。
それが断じて許せなかった等の様々な見方が広まっている。
ところで識者は、以下のような考察をする・・・。
一つは、ロシア人のメンタリティで、一般的にロシア人は、こうらしい。
外敵を異様におそれる、病的な外国への猜疑心。
あるいは、潜在的な征服欲や火器への異常信仰を持つ等など。
そうしたメンタリティが凝縮されているのがソ連の最高指導者だったスターリン。
そしてプーチン親分でないか、と指摘する。
もう一つは、2024年に予定のロシア大統領選。
2000年の大統領就任以来、長年にわたって権力の座を欲しいままにして来たプーチン親分。
彼にすれば、再選は至上命題だったらしい。
そこに向けて何としても支持率を上げておく必要があった!
そうした2つの要素が大きく作用して、開戦に踏み切ったのではないか、とする。
しかし、いざウクライナ侵攻を始めると、大きな誤算に直面。
まずロシアが、2014年にクリミアを併合した際は、今ほど世界的な反発はなかった。
ところが今回は、旧東ドイツを併合したドイツが急変。
ウクライナに武器を供与する等の大きな方針転換。
EU(欧州連合)と一体となって、ロシアを真っ向から批判。
そんな予測はしていなかったので、面食らった?
おまけにウクライナのゼレンスキー大統領はタレント出身。
だから追い詰めればすぐに逃げ出すだろうと踏んでいた?
まさかを読み誤り、泥沼化させてしまったプーチン劇場。
プーチン親分は、命がけでウクライナ征伐をするより選択肢はなくなった?
もはやプーチン親分は、後戻りできない状況にあるようだ。
驕る覇者の行く末は、所詮こんなもんなんだろうなぁ・・・。