通常国会の論戦の幕開けとなった3日間の各党代表質問。
1月27日に終了したが、振り返ればこんな景色。
防衛力の抜本的強化を含む昨年暮れの一連の政策転換。
文雄座長は、国会の場で正々堂々議論すると宣言していた。
ところが質問とかみ合わない答弁も目立ち、正々堂々と真逆の演技を見せる。
政権の決定を踏まえ、与野党と活発な国会論戦を行い・・・。
それによって国民への丁寧な説明も行う。
議会制民主主義無視との指摘は当たらない、と胸を張り批判に反論する始末。
象徴的だったのは、防衛力強化を巡る発言だったようだ。
美しい国は、昨年12月に1兆円強の増税方針を決めた。
それにもかかわらず文雄座長は、こんな調子で捌く。
将来世代への責任として対応すると直接的な表現を避けた。
敵基地攻撃能力の攻撃対象に指揮命令系統等が含まれるかどうかは・・・。
状況に照らして判断する、と明言を避けた。
原発の最大限活用方針では、こうだ。
高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に向け・・・。
政府から自治体に調査の検討などを段階的に申し入れると踏み込む。
だが、原発依存度を低減としていた衆院選公約。
それとの矛盾を突かれても、こんな体捌きである。
日本は、再生可能エネルギーの適地が限られる。
原子力を含めたあらゆるエネルギー源の活用を進める必要がある・・・。
「異次元の少子化対策」は、こんな調子。
国会での議論も踏まえつつ、具体策の検討を進める。
だが、焦点の財源は、当面の消費税増税を否定しただけ。
対策の内容を具体化した上で、社会全体でどう安定的に支えていくか考えて行きたい・・・。
野党は、「異次元の説明不足」「異次元のはぐらかし」と歯ぎしり状態。
1月30日からの衆議院予算委員会は、どんな景色を見せるんだろう?
そう思っていたら「学び直し」と言う意味不明のロジック展開と来た!
ダメだぁ、この男は本当に問題の本質を理解できない無知・無能・・・。