そうなれば、140人を数えた最盛期の田中派をも優に上回る巨大勢力が誕生するらしい。
去年の総裁選で敗北して以来、非主流派に甘んじていたはずの菅。
気づけば着々と政権の外堀を埋めている景色に変貌のようだ。
一方、乏しい手札を見ながら焦っているのが、アッソー太郎。
文雄親分がレイムダックとなり茂木敏充幹事長が、しゃしゃり出る始末。
後継は俺しかいないとばかりに動き回り、アッソーの後ろ盾を得ようと必死。
だが、茂木の党内基盤は、あまりにも薄いようだ。
茂木は、アッソーなど自分より格上と見た数人以外とはロクに口もきかないそうな。
先輩の甘利明・前幹事長をも完全に蔑んでいる。
そのため自民党内では、不遜な人には誰もついて行かないと専らの評。
アッソー派は、総裁候補筆頭の河野太郎がいる。
しかし、アッソー自身が彼を「修行が足りん」と遠ざける始末。
その結果、河野をまんまと菅に取られるような景色。
ところでアッソーは、将来的にアッソー派と宏池会を合流させて大宏池会を作りたい。
そんな思惑のほか、岸田派ナンバー2の林芳正外務大臣。
彼に禅譲させる手も思案中とか。
ただ林は、衆議院に鞍替えしたばかり。
党のコア支持層からは、媚中派と言われ嫌われているそうな。
そのため、総理にはまだ時期尚早のようのようだとか。
ところでアッソーは、田舎者の菅を心の底で蔑んで来たらしいなぁ。
昨年、菅が政権を投げ出した時には、こう言い放った。
俺が解散総選挙をやれと言ったのに、聞かないからこうなるんだ!
所詮は晋三の腰巾着、総理の器ではなかったとばかりに突き放した。
だが、代わりにアッソーが引き立てた文雄の迷走ぶりは、想像を超えて目を覆うばかりの展開。
そんな中で、アッソーの8つ歳下で12月に74歳を迎える菅。
余裕の構えで、令和の永田町で生き残るのは俺だけと自負のようだ。
文雄政権が崩れて行く中、菅はひとり、無言でほくそ笑む佇まい?
やれやれ、国民不在の国盗り合戦物語。
これだもの庶民の暮らしは、良くなる訳がないよなぁ。
鼻糞級の政治屋連中が、永田劇場で政治ごっこ。
三流国家のなれの果てだなぁ・・・。