2月1日のクーデターで政権を奪取した国軍は、抗議活動の市民へ実弾発砲等など。
情勢は日に日に混迷の度が深まる状況が続いているようだ。
4月9日には国軍が、中心都市ヤンゴンの北に位置する古都バゴー市で・・・。
デモに参加の市民を包囲し、銃火器等を発砲。
結果、80人以上が死亡し、200人以上が行方不明となる惨事。
2月1日のクーデター以降、国軍の発砲等で犠牲になった市民は600人以上!
鎮圧では、銃器以外に対戦車用のロケット砲や迫撃砲まで使用だとか。
メディアは、デモ鎮圧というより国軍事的攻撃による「市民の虐殺」との指摘。
そこに来て、少数民族武装勢力と国軍の戦闘まで勃発し始めた。
この戦闘では、兵士と警察官18人が死亡、市民1人も死亡。
そして少数民族武装勢力は、抗議活動を続ける市民への連帯を表明。
武装抵抗で連携する動きを強めているそうな。
今後は、国軍と少数民族武装組織の本格的な内戦に発展する可能性が大らしい。
強権的な姿勢で人権侵害、人命無視の弾圧を続けるミャンマー国軍。
その横暴振りには心が痛むが、まさに「窮鼠猫を噛む」の展開でもある・・・。