函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

大学教授の指摘(その2)

2023年09月04日 05時08分28秒 | 政治

2の失敗は、原発事故でゾンビ企業になり果てた東京電力。

そんな企業に事後処理を任せたことだ。

東京電力は、事実上の倒産企業ゆえに・・・。

あらゆる対策が、安物買いの銭失いばかりになってしまった。

凍土遮水壁という臨時工法を用いたために、当初は水がダダ漏れ。

老朽化が早く、頻繁に故障している

いずれ建て直さなければならなくなる。

汚染水を浄化処理するというALPS(多核種除去設備)。

これも、放射性物質をすべて取り除けるわけではない。

ストロンチウム等の処理は残り、2次処理が必要な状態だ。

しかも、きちんとした関連データは公表されていない。

問題になっているトリチウムの半減期は12年。

なので36年間で8分の1になるが、タンクを入れ替えるとすれば・・・。

使用済みの汚染タンクの処理費用にカネがかさむ。

要するに、ゾンビ企業の東京電力に汚染水の処理コスト。

それを負う能力はない。

だからこそ、海洋放出をせざるを得なくなったのが事の本質である。

近隣諸国の反発に批判の声が上がっているが、立場を変えてみたらいい。

中韓が、原発事故で発生の汚染水を海に垂れ流すとしたら・・・。

日本の世論も許さないだろう。

周辺国をモニターに参加させ、安心させることもできていない。

もはや日本は、環境に優しい精巧な製品をつくる・・・。

「工業先進国ニッポン」、その看板を下ろさざるを得ない。

環境汚染国、あるいは技術後進国として歴史に汚名を残すことになった。

これは、第2の経済敗戦だと言うほかない。

いやぁ〜、金子勝教授の指摘に唸っちゃったなぁ。

さてさて、口だけ番長の文雄は、どうするんでしょうかねぇ?


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