函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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特殊清掃業に思う

2018年05月15日 04時34分42秒 | 暮らし
「特殊清掃業者」が急増しているそうな。
孤独死した人の自宅を清掃・消毒して原状回復する等の業種だ。
業界団体によれば、全国で5,000社以上が参入。

団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍超に膨らむ。
そして高まる需要の背景に、家族・親族関係の希薄化が横たわる・・・。
故人の住宅の管理人や親族等から依頼を受けて、清掃や消毒、遺品整理を請け負う。

孤独死の場合、遺体発見まで時間が経過すれば、室内の臭いや汚れが酷くなる。
と言うことで業者は、特殊薬品や殺虫剤、電動のこぎりなどを使って室内を原状回復。
そして感染症予防のため、防護服を着て作業することも多いそうな。

リサイクル業者や引っ越し業者が手掛けたが・・・。
近年は葬儀や廃棄物処理など幅広い分野の業者の参入もあるという。
だが、ただ、悪質な業者による高額料金の請求や雑な作業を巡るトラブルも少なくない。

そんな背景があって2013年には、業界の健全化を目指し・・・。
一般社団法人「事件現場特殊清掃センター」(本部・北海道)が設立された。
センターは、民間資格「特殊清掃士」の認定制度を創設。

遺族対応や質の高い清掃方法等をテーマにした約2カ月間の通信講座を用意。
この講座を受けて試験に合格すると特殊清掃士に認定される。
2013年は、資格取得者が在籍する業者は326社だったが、昨年末現在で5,269社まで急増。

厚生労働省の国民生活基礎調査等によれば、2016年の1人暮らしの高齢者数は推計で655万人。
10年前の約1.6倍に上るそうな。
孤独死は全国で相次いでおり、特殊清掃業の需要は高まる一方。

ホームページの開設やパンフレットの広報等で熱い闘い。
しかしこれからは、パソコンやiphone・スマートホーンのパスワード。
これの解析業務が出来る企業が、勝ち組になるような気がする・・・。

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