函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

運河の通行料

2021年04月01日 05時36分43秒 | オヤジのつぶやき

3月23日、エジプト・スエズ運河でコンテナ船が座礁。

航路を遮断していたが、やっと船が浮上して復旧したようだ。

ところで今回の災難船は、全長が400mに及ぶ世界最大級の巨大コンテナ船。

エバーギブン号は、強風と砂嵐による視界不良で船体が押し出され座礁したとか。

ところで現場のスエズ運河は、年間19,000隻もの貨物船が通行している。

そして通行した全ての船の重量を合わせると11億7,000万トンという、ケタ外れの運河。

そしてその運河の通航料を知って二度ビックリした。

通航料は、平均で1隻3,000万円強は取られる・・・。

今回のエバーギブンだと、大きさからして4,000万円くらいだとか。

その通航料は、船の「重さ」「種類」「リスク」に応じて計算される。

たとえば、液化天然ガスを運ぶ場合はリスクが高いので、5,000万円ほどに高騰。

そしてこんなに高く設定されている理由は、こうらしい。

中東とアラビア海とヨーロッパを結ぶ航路であり・・・。

スエズ運河以外を辿るとなれば、南アフリカの喜望峰を進む以外にない。

でも、アラビア海とロンドンを往復する場合、喜望峰を通ると2万1,000km。

だが、スエズ運河を通ると1万2,000kmで済む。

喜望峰経由だと、タンカーで行くと10日くらい余計に時間がかかる。

だからタンカーは、燃料代や人件費を考えると、1日1,000万円くらいコストがかかる。

そうすると10日で1億円・・・。

となるとスエズ運河に5,000万円の通航料を払った方が安上がりとなる次第だとか・・・。


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