経済危機に直面しているスリランカ。
同国の首相は7月5日、議会で演説し、国の「破産」を宣言した。
スリランカは、不適切な経済運用や新型コロナ禍の余波で深刻なドル不足。
結果、食料や肥料、医薬品、燃料等の輸入に対する支払いができない状態となっている。
財政的に破綻したり、通貨の暴落等で国の経済状態が麻痺することを国家破綻というそうな。
国債が返済できないデフォルト状態に陥る。
借金返済ができない企業や個人が破産することは、ままあるが・・・。
それと同じように国も破綻することであるんだって!
国が破綻・破産するということは、その国のお金に価値がなくなり・・・。
投資したいと思う人がいなくなってしまうことだそうな。
最近では、1998年にロシアで、2002年にはアルゼンチンで財政破綻が起きた。
ロシアの破綻は、こんな塩梅。
ソ連解体後のロシアでは、92年から急激な経済改革が開始された。
しかし、ハイパーインフレに見舞われるなど多くの混乱が生じた。
その後インフレが鎮静化し、回復の兆しが見られたが・・・。
97年のアジア経済危機の影響を受け、98年に金融危機が発生。
それまでロシア政府は、国内の資金不足を補うため次々と国債を発行。
結果、ロシア経済への不安が高まるにつれ、ロシア国債の価値は下がり・・・。
その金利は、100%を超えるほどに急上昇。
ロシアは借金を返せる見込みがなくなり・・・。
それまでロシアを支援してきたIMF(国際通貨基金)から金を借りることもできなくなった。
ということで、暫く借金は返せないとデフォルト宣言。
お手上げになった次第。
調子こいて、ウクライナに戦争をふっかけたプーチン。
おかげでロシアは、スリランカと同じ「破産」の道を辿るんだろうなぁ。