グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

大胡ぐりーんふらわー牧場 & 嶺公園

2010年04月15日 19時46分52秒 | さくら・さくら
今日は休日出勤の振替でお休み。どこの桜を見に行こっかなぁ~と楽しみにしていたのですが、生憎どんよりと今にも降り出しそうな曇り空、しかも冬のような寒さ。(ええ、ええ、日頃の行いが悪いんですよー)
このお天気では、遠出するのも・・・ということで、近場の大胡ぐりーんふらわー牧場に出かけることにしました。
ここでは、先日の日曜日にさくらまつりが開かれ、多くの人で賑わいました。
その時の様子はこちらのブログで→つぶのおいしいこと日記

昨日の強風のためか近くで見ると花の痛みが気になりますが、遠目にはまだまだきれい。今週末くらいまでは楽しめるでしょう。




ここのソメイヨシノには、残念なことに「てんぐ巣病」が目立ちます。

てんぐ巣病は、花を付けない枝がほうき状に伸びる病気で、樹上に天狗が巣を作った様に見えるのが病名の由来です。英語ではwitch's broom(魔女のほうき)と呼ぶそうです。
この病気に効く薬剤はなく、唯一の対処法は発病した枝を切り取ることです。てんぐ巣病を発症した枝を放置しておくと、やがて周りの健全な枝にも伝染してしまいます。事実、園内の片隅にはてんぐ巣だらけになったソメイヨシノもありました。
てんぐ巣病は目立つ病気ですので、公園管理者は気付いているけれど、人手不足、予算不足で十分なケアができないのでしょうが、今後が気がかりです。


大胡ぐりーんふらわー牧場の次に向かったのは、嶺公園。
ソメイヨシノ


ヤマザクラ


オオヤマザクラ


そろそろ夏鳥が来ているかと期待していたのですが、見られたのは冬鳥とお馴染みさんだけでした・・・(^^;)
シロハラ(冬鳥)


ツグミ(冬鳥)

芝生の広場に20羽ほどが集結していました。北へ帰る準備中だったのでしょう。

梢で元気よくさえずっていたウグイス

あの小さな体で、よくあんな大きな声が出せるものです。

ホオジロ


ヒゴスミレ


スミレ


マルバスミレ

スミレハンドブックを手にしていても、スミレの同定はやはり悩む・・・(^^;)

モミジイチゴ


嶺公園で見つけた鳥(2010.4.15)
マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、トビ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コジュケイ、カオジロガビチョウ


ところで、野山を歩いていると、よく保安林の看板を目にしますね。




「保安林」とは、森林法に基づく森林保護制度です。水源かん養、災害防備など、森林の公益的機能を保全することが目的で、農林水産大臣または知事が指定します。
保安林の面積は1,188万ha(H19年度末)。日本の森林面積の47%、国土面積の31%が保安林に指定されています。
保安林には17種類ありますが、一番多いのは水源かん養保安林で、保安林全体の約7割を占めています。

【保安林の種類】
 ・水源かん養保安林
 ・土砂流出防備保安林
 ・土砂崩壊防備保安林
 ・飛砂防備保安林
 ・水害防備保安林
 ・潮害防備保安林
 ・干害防備保安林
 ・防雪保安林
 ・防霧保安林
 ・なだれ防止保安林
 ・落石防止保安林
 ・防火保安林
 ・魚つき保安林
 ・航行目標保安林
 ・保健保安林
 ・風致保安林

保安林制度 林野庁