グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ぐんま昆虫の森 夏と秋の境目 赤とんぼ・バッタ

2011年09月12日 20時38分05秒 | ぐんま昆虫の森
夏から秋の季節の変わり目は、昆虫観察に一番良い季節かもしれません。ぐんま昆虫の森のフィールドではたくさんの虫たちに出会えます。

秋の虫と言えば、赤とんぼやバッタ。
ナツアカネ




アキアカネ

暑い真夏をお山で過ごしていた彼らも里に帰り始めたようですね。

ネキトンボ




名前の由来にもなっている翅の基部のオレンジ色が美しい。




ミヤマアカネ


コノシメトンボ


リスアカネ


リスアカネは、周囲に木が多くて暗い感じの池がお好み


ノシメトンボ

翅の先端に黒褐色の斑紋のある赤とんぼの中で一番大きいですが、成熟したオスでも鮮やかな赤色にはなりません。

マユタテアカネ






アオイトトンボ


コバネイナゴ


アシグロツユムシ


コカマキリ

カマキリは、意外ですがバッタよりもゴキブリに近い仲間です (^^;)


現在、本館1階では季節展「秋の野山の昆虫展」を開催中。(10月30日まで)

キリギリス、コオロギなど鳴く虫たちやバッタ、カマキリ、赤とんぼの仲間など秋を代表する昆虫たちが生体や標本、パネルなどで紹介されています。

クツワムシ


エンマコオロギ


トノサマバッタ


クルマバッタ


ショウリョウバッタモドキ

最近減少している種で、群馬県動物レッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。

巨大カマキリ



秋の昆虫の森は面白いよ (^^)











                              


おまけ
今日は十五夜でしたね


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

ぐんま昆虫の森 夏と秋の境目 ノコギリクワガタ・ミドリヒョウモン

2011年09月11日 18時00分56秒 | ぐんま昆虫の森
台風12号が過ぎ去った後、秋らしい日が何日か続きましたが、昨日は再び真夏にもどった県内。前橋の最高気温は33.8℃でした。

約一月ぶりに、ぐんま昆虫の森


ヤナギの樹液で大きなノコギリクワガタを見つけました。






ノコギリクワガタのオスがメスの上に覆いかぶさって守るような行動(メイトガード、警護行動)をしているのをよく見かけますが、このオスはメスを2匹、まとめて守っていました。欲張りだねぇ (^^;)






林縁や花畑では、ミドリヒョウモンを多く見かけました。






ミドリヒョウモンは北へ勢力拡大中のツマグロヒョウモンを除いて、一番よくみられるヒョウモンチョウです。
初夏に羽化した後、平野部から低山では真夏は休眠し、初秋から活動を再開します。






ミドリヒョウモンのペア


オオチャバネセセリ


ナガコガネグモ



つづく





中之条ビエンナーレ2011 四万温泉エリア

2011年09月10日 17時04分47秒 | 文化・芸術
上毛かるたに「世のちり洗う」と詠われる四万温泉は、伊香保、草津とともに群馬を代表する名湯の一つです。
千年以上もの歴史を持つ四万温泉もビエンナーレの期間中はアートな街になります。

旧第三小学校




















積善館




温泉街の小さな路地




飲泉所







中之条ビエンナーレの会場は中之条町内に広がっているので、すべての会場を一日で回るのは無理です。四万や沢渡などのビエンナーレの会場にもなっている温泉に泊まって温泉&アートをゆっくり楽しむのもよいでしょうね。(会場マップPDF



四万温泉協会



中之条ビエンナーレ公式サイト

中之条ビエンナーレ2011 中之条伊勢町エリア

2011年09月09日 20時43分35秒 | 文化・芸術
群馬県中之条町にアーチストが集合し、町全体が美術館に変身してしまう2年に1度のアートイベント、中之条ビエンナーレ

中之条町の6つのエリアで10月2日(日)まで開催中です。

中之条伊勢町エリアの作品から

























中之条伊勢町エリアの拠点となる「つむじ」


ショップやカフェなどもあります。まずはここに立ち寄り、公式ガイドブック(500円)を入手して会場を回るのがよいでしょう。




田舎町の風景とアートの境目が次第に曖昧になってくる不思議な感覚も中之条ビエンナーレの魅力かも。


















中之条ビエンナーレ公式サイト

今日の虫 ノコギリクワガタとナツアカネ

2011年09月09日 20時42分28秒 | 自然観察
樹液酒場を覗いてみたら、大きなノコギリクワガタがいました。



コクワガタは飼育下では、成虫で越冬して2シーズンくらい生きるのがふつうですが、ノコギリクワガタは飼育下でも活動を開始した年の晩秋から初冬には死んでしいます。

同じノコギリクワガタでも、大顎の形は変異が大きい。体の小さな個体はこれでもノコギリクワガタか? と思うほど・・・



真っ赤なナツアカネ






ナツアカネ


シオカラトンボ


モンスズメバチ



川場村散歩 赤とんぼ、コカマキリ

2011年09月08日 21時15分01秒 | 自然観察
今日も川場村は青空が広がり、初秋らしい気持ちの良い一日でした。


昼休みはいつものように職場の周りをお散歩


ノシメトンボ

赤とんぼの一種ですが、成熟しても体があまり赤くなりません。

ナツアカネ


コカマキリ


鎌の内側の模様が特徴。
名前のとおり、オオカマキリやチョウセンカマキリに比べると、だいぶ小型です。



秋空とトンボ

2011年09月07日 20時51分49秒 | 自然観察
今日は朝から秋晴れ。 青い空がまぶしい川場村。

夏から秋へ季節が移り変わる今が一番気持ちがよい時期かも

昼ごろに前橋へ。

ウスバキトンボ

珍しく木に止まっていたので、写真が撮れました。
ウスバキトンボは世界の熱帯から温帯にかけて広く分布するトンボで、日本でも全国で見られますが、寒さに弱く、4℃以下の低温では死滅してしまいます。ですから日本本土では越冬することはできません。
日本で見られるウスバキトンボは、南の方(どこから来るのかは未だ不確定)からやって来て、短期間に世代交代を繰り返しながら(早いと一ヶ月で成虫になる)北へ北へと移動していきます。そして冬が訪れると日本に渡ってきたウスバキトンボの子孫たちは辿り着いた地で死に絶えてしまいます。ウスバキトンボの渡りは北へ向かう片道切符の死滅回遊です。

頭が取れそうに見えますけど、ウスバキトンボの場合はこれが普通。大丈夫です(^^;)


シオカラトンボ




ショウジョウトンボ


マユタテアカネ



アキアカネも、そろそろ山から降りてくるかなぁ


                                        

おまけ
昨日、アリがハラビロカマキリの死骸を運んでいた。


運ばれているハラビロカマキリをよく見ると、腹の先には脱皮殻が残っているし、翅が伸びていない。脱皮の最中に強い風にあおられて木の枝から落下し、羽化に失敗したのだろう。



このハラビロカマキリにとっては不運だったけれど、アリにとっては、大きな食料が手に入って大喜びだろう。自然界に無駄な命はないし、無駄な死もない。命はつながっているのだ。


地球のいのち、つないでいこう。 政府広報オンライン

大鮎

2011年09月07日 20時10分59秒 | 釣り
先週、台風12号の大雨の前に、同僚のT氏が碓氷川の磯部地区で大きなアユを釣り上げました。

全長28.5㎝の大鮎

この大きさになると、迫力がありますね。

無念そうな表情に見えるのは気のせいだろうか?


T氏のアユ釣りの経験と腕前は決して上級とは言えないけれど、このアユを無事取り込んだのは大したものです。私なら強引な取り込みをしてバラしてしまったに違いない。
釣り上げたT氏には賞賛を送ったけど、本心は悔しくてたまらない (^^;)


かんな川水辺の楽校  赤とんぼ

2011年09月06日 20時38分36秒 | 自然観察
一昨日の日曜日に「かんな川水辺の楽校」で出会った虫たちのつづきです。

かんな川水辺の楽校では、ミヤマアカネとマユタテアカネがたくさん見られます。
ミヤマアカネ






翅の中ほどに褐色の太い帯があるのが特徴。赤とんぼの仲間は、よくに似ていて間違えやすい種類が多いですが、ミヤマアカネは翅の特徴から一目で見分けられます。












マユタテアカネ


眉斑と呼ばれる黒い斑紋が顔にあることが「眉立茜」の名前の由来ですが、“眉”と言うよりも“ブタの鼻”に見えてしまう・・・ (^^;)


マユタテアカネのメスには、翅に褐色の斑紋があるもの(♀-f.fastigiata)もいます。



ハグロトンボ




セスジイトトンボ




クロイトトンボ


ツバメシジミ


イチモンジセセリ


ヒメアカタテハ

英名はPainted Lady
ちなみに、アカタテハの英名はIndian Red Admiral です。

ルリタテハ


センニンソウ

キンポウゲ科センニンソウ属のツル植物。白い花弁のように見えるものは正確には萼で、花弁はありません。毒草なので草食動物はセンニンソウを食べないそうです。天敵に対する化学防衛ですね。


初秋の休日、かんな川水辺の楽校を虫や植物を観察しながら、のんびりと歩いてみてはいかがでしょうか。

かんな川水辺の楽校  カワラバッタ健在

2011年09月05日 21時14分37秒 | 自然観察
昨日の記事にも書きましたが、台風12号の影響でかんな川水辺の楽校も大増水。普段は小さな子供でも安全に遊べるせせらぎ水路は、濁流に沈み、どこが水路か全く分からない状態です。


アメンボたちが、岸よりの流れの緩い部分に集団で避難していました。


カワラバッタがよく見られる礫河原も大半が浸水してしまいました。彼らは大丈夫だったか心配しましたが、一段高い場所で何匹か確認することができました。
カワラバッタ


カワラバッタが好む礫河原は元来、洪水など攪乱が多い場所ですので、先祖が生活の場所として河原を選んだときから、洪水とは上手くつきあってきたのでしょう。逆に、ダムや強固な護岸などにより、河原の攪乱がなくなると、礫河原にも植物が繁茂してしまい、カワラバッタは棲むことができなくなってしまいます。カワラバッタの生息環境を維持するためには、時々“適度な”洪水が発生することが必要なのです。


お食事中のトノサマバッタ




クルマバッタモドキ


マダラバッタ?


ショウリョウバッタ


ツチイナゴの幼虫




キリギリス




河原のクヌギにはカブトムシが来ていました。


カブトムシを見るのも、今年はこれが最後だろうなぁ


樹液を舐めるモンスズメバチ

秋めいてくるとスズメバチが怒りっぽくなるような。気のせいか知らん?


かんな川水辺の楽校便り