グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ヒロヘリアオイラガとハラビロカマキリ

2011年09月21日 21時19分24秒 | 自然観察
我が家にはブルーベリーの木が数本あり、小粒ですが毎年夏にはかなりの量が収穫できます。
ブルーベリーは、花、果実、紅葉と季節毎に楽しめるので、庭木にオススメです。
ただ、我が家のブルーベリーには時々、困った輩がやって来ます。しかも大勢で・・・

そいつの名前はヒロヘリアオイラガ


虫好きな私としては、庭木に多少虫が付いて葉っぱを食われても、まぁイイか~、と思っているのですが、ヒロヘリアオイラガは外来種、しかも日本生態学会が選んだ「日本の侵略的外来種ワースト100」に入っています。さらに刺されるととても痛い。よって、情状酌量の余地ナシ、見つけ次第、殲滅することにしています。

日本の侵略的外来種ワースト100   Wikipedia


ヒロヘリアオイラガを駆除中に見つけたハラビロカマキリ


「腹広螳螂」の名前の通り、ちょっと太めのカマキリ。木の上にいることが多い。褐色型もいるようですが、私はまだ見たことがありません。

外来イラガには来てほしくないですが、カマキリは大歓迎です (^^)

かんな川水辺の楽校 せせらぎ水路無残

2011年09月20日 20時17分27秒 | 自然観察
今月初めの台風12号の影響で神流川も大増水しましたが、その後、水が落ち着いたので、昨日の午前中に状況の確認に行ってきました。

増水時に完全に水没していた「せせらぎ水路」は上流部が破壊され、水路内に水が流れなくなっていました。


この水路は子供たちが安全に水生生物の観察ができる場所なので、できるだけ早く復旧させて欲しいですね。


水の無くなった水路では、たくさんのカワラバッタの姿が見られました。






カワラバッタが好むのは、草がまばらにしか生えていない砂礫の河原。植生の遷移が進み、河原が植物で被われてしまうと、カワラバッタは姿を消してしまいます。カワラバッタの数が減ったのは、ダム建設の影響で河川の氾濫が少なくなったり、上流からの砂礫の供給が少なくなるなどして、カワラバッタの棲息に適した砂礫の河原が激減したせいです。
せせらぎ水路に水が無くなったことにより、カワラバッタが大好きな場所が創出され、そこにカワラバッタが集まってきたようです。洪水で流路が変わるなどして、定期的に砂礫の裸地が更新されることにより、カワラバッタの生息環境が維持されるのだなぁと実感しました。



ヒナバッタ


ツチイナゴの幼虫


オナガサナエ


オスの尾部付属器の形状が特徴的で、これが「尾長早苗」の名前の由来。日本固有種のサナエトンボです。


シオカラトンボ


ミヤマアカネ




マユタテアカネ




ヒガンバナが花盛り


ヒガンバナに赤とんぼが止まってくれると、イイ画になるのだけど・・・。まぁ、そう上手くはいかないよねぇ。


嶺公園虫見散歩 豹柄ファッションの蝶

2011年09月19日 17時27分44秒 | 自然観察
昨日の夕方、嶺公園をちょっと散歩。
ヒョウモンチョウの仲間が蜜を求めてアザミに集まっていました。

ミドリヒョウモン




オオウラギンスジヒョウモン






こちらは、中之条ビエンナーレの会場「伊参スタジオ」にいたウラギンヒョウモン


ヒョウモンチョウの仲間はよく似た種類が多いのですが、翅の裏側の模様が確認できればだいたいの種類が分かります。
ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモンとも初夏に羽化しますが、真夏の間は夏眠し、初秋に活動を再開します。


ナツアカネ






アキアカネ


ミゾソバの花


中之条ビエンナーレ2011 伊参エリア

2011年09月18日 20時46分00秒 | 文化・芸術
10月2日まで開催中のアートの祭典中之条ビエンナーレ
今日は伊参(いさま)エリアを回ってきました。

道の駅「霊山たけやま」からスタートし、旧五反田学校、JAあがつま倉庫、伊参スタジオ、大道公民館、冨沢家住宅、旧蟻川分校の順に回り、アートと里山の風景を楽しみました。


































大道公民館では土日限定で、地元の方々が農産物の加工品などを販売しています。
おやきはオススメです。是非、どうぞ(^^)


















中之条ビエンナーレ公式サイト


中之条町公式サイト


夏の終わりのヒマワリ畑 (前橋市富田町)

2011年09月17日 22時44分22秒 | ぐんま花だより
今日の昼前、昼飯の買い出しに前橋市富田町にあるJA前橋市の直売所「ゆうあい館」へ。
ここに買い物に来た、もう一つの目的は直売所の南側にあるヒマワリ畑







ゆうあい館から帰宅の途中、田んぼの畔のヒガンバナの赤色が鮮やかでした。


私はどちらかと言うと、休耕田のヒマワリ畑よりも、こっちの風景の方が好きだなぁ




川場村散歩 豊穣の秋

2011年09月16日 21時35分34秒 | 季節の便り
今日の川場村 収穫を待つ黄金色の田んぼ


実った稲穂の上を飛びながら単独で産卵していたナツアカネ


ノシメトンボ


日本は豊葦原千五百秋瑞穂国。黄金色に輝く田んぼに赤とんぼが飛び交う、そんな豊穣の秋の風景が永遠に見られますように・・・。



おまけ
今日の夕方、前橋で見かけたヒガンバナ


川場村散歩 ソバの花

2011年09月16日 20時49分24秒 | ぐんま花だより
川場村天神地区のソバ畑


ミツバチや蝶たちが蜜を求めてせわしなく飛び回っていました。
セイヨウミツバチ


ミドリヒョウモン


中之条町五反田地区のそば畑も見頃を迎えているようですよ。

ソバの花 開花情報 群馬県観光国際協会



おまけ
昨日、アカスジキンカメムシをお召し上がりになったジョロウグモのマダム

ちょっとお太りになられたのじゃございませんか?

おまけ2
また室内にタカネトンボが入ってきた。

自宅の周りでは全く目にしたことが無いけれど、川場村ではよく目にする。

アカスジキンカメムシ 一生の不覚!

2011年09月15日 21時57分48秒 | 自然観察
アカスジキンカメムシが、うっかり、ジョロウグモの巣に飛び込んでしまいました。
巣の女主人は電光石火の早業で獲物に飛びつき、神経毒を注入。後はゆっくり時間をかけてお食事です。


日本のカメムシの中で一番の美しさともいわれているアカスジキンカメムシですが、一瞬の油断が文字通り、命取りとなりました。



南西諸島には、ジョロウグモの仲間のオオジョロウグモという種類がいますが、これは大型のクモで、時には小鳥が餌食になることもあります。

クモが鳥を食った 沖縄タイムス

秋津島のナツとアキ

2011年09月14日 22時52分28秒 | 自然観察
今日の川場村

土俵際で粘る真夏

今日も真夏のような暑さでしたが、ナツアカネのオスが真っ赤に染まり、高い山に避暑に行っていたアキアカネたちも身近な場所で見かけるようになりました。季節は着実に進んでいるんだなぁと感じます。

ナツアカネ






アキアカネ







トンボは昔から日本人に親しまれてきた昆虫。古くは弥生時代の銅鐸に描かれたり、戦国武将が武具の飾りに好んで用いたり、現代でも日用品などの装飾に使われているのをよく見かけます。
女性には、虫が大嫌い!という人が少なくないと思いますが、そんな方々でも、トンボ(特に赤とんぼ)は“許せる”のではないでしょうか?

古い日本の別名に「秋津島」がありますが、秋津とはトンボのことです。つまり日本はトンボの国なんですよね。


川場村散歩 タカネトンボ、スジボソヤマキチョウ

2011年09月13日 21時51分42秒 | 自然観察
昨夜はきれいな十五夜お月様を見ることができて秋の雰囲気に浸っていましたが、今日はまた真夏のような陽気。

今日の川場村




田んぼは黄金色になりかけていますが、空を見上げれば真夏のようです。



職場の事務室内には相変わらず色々な昆虫が迷い込んできます。
アブやハエ、カのような歓迎できない種類が多いのですが、時々“上客”がやって来ます。

昨日はトンボ。
タカネトンボ


目がグリーンに、胸がゴールドに輝いて美しい


タカネトンボはエゾトンボ科エゾトンボ属に分類されるトンボ。漢字で書くと「高嶺蜻蛉」ですが、高山のトンボというわけでなく、丘陵地から低山の周囲を樹林に囲まれた閉鎖的で小規模な池沼を好むトンボだそうです。
薄暗い場所が好きなので、外から家の中に迷い込んでしまうでのしょう。



そして、今日はきれいな蝶
スジボソヤマキチョウ


シロチョウ科モンキチョウ亜科ヤマキチョウ属に分類される蝶で、モンシロチョウよりも大型です。
ツンと尖った前翅の先と前後の翅にある小さな紋がチャームポイント (^^)