☆ むめがゝにのつと日の出る山路かな 芭蕉
一番に思いだすのはこの句かな。
芭蕉の句は、全て教科書と考えているのは私のみか?
今日は、県の農業試験場に梅を観に行った。
暇人が見物に。
園内に入ると梅の香が、、、まことにのっと匂いくる。
昨夜は何気なくチャンネルを回していると、画面に師の顔が。
あれ、勿体無かった。あと15分しか残っていない、「英雄たちの選択、、」なるNHKの番組だ。
司会はあの磯田道史さん。ゲストに我が師長谷川櫂さんと嵐山光三郎さん。もうお人方は御免なさい🙇存じ上げない方。
忍者だとか隠密だとか言われた芭蕉さん?奧の細道だって、隠密となり奥羽地方を探りに行った物語を読んだ記憶も、、、
そう、今は英雄の番組で語られているのだ。
難しい事は解らない。最後の15分で偶然チャンネルを回したから。
オンデマンドで再放送があるから、興味のある人は観て下さい。
あと5分になったところで、磯田さんが、俳人の前で恥ずかしいと云いながら、一句披露をした。
冬蜂の死骸どうとこうとの、、、句。
私の師が横で聞いている。この句に一言?それとも笑って聞き流す?と思っていると、下5にちょっと手を加えたようだ。私は何と言ったかはっきりと聞きとれなかったが、やっぱり言ったか~。フフフ~
磯田さん、レトリックだとかこうだとか、その前に発言をしていた。
我が師はレトリックは否定派。童に理解されるような句の中に、、、これ以上は、、、
下5をちょっとが、、我が師。
嵐山光三郎さんはもっと辛辣だった。句じゃない! 言ってのけた。
俳句の番組では無い。英雄と称される芭蕉さんの歴史的生き様、云々の番組だったけれど、プレバトの俳句のように作者が説明をしては駄目。高名で俳句のプロの前で説明を滔々とやった磯田さんに軍配は上がらなかった。
面白かった。
もうひと方はきっと芭蕉研究者か俳句研究者の方でしょう。最初から観たらきっと面白い番組だっただろうに、最後の5分だけが印象に残った。
私、歴史家の磯田氏は好きです。ファンです。が、、、、俳句に関しては勉強不足でした。