老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   もし独りになれば、、、、

2020-02-27 22:58:08 | シニア


<屋島、屋島です。ここで5分間列車の行き違いの為停車をします」
とアナウンスがあった。
はっとして、ホームを見ると、「屋島駅」とある。
急いでとび降りた。

やはり正気じゃない?可笑しい?

昨夜は夫の調子が悪かった。
素人の私が触れても異常な脈拍だ。
「かまわん、かまわん。心配ない」
と言う夫を促して、お世話になっている病院へ行く。

「来て良かったですね、、」
当直の医師。
心電図をとったり二~三の検査をして入院をすることに。

午前三時。タクシーで家に。
明日の朝(もう今日)迎えに来てもらう予約をする。


            沈丁花後ろ髪ひく夜の病室

             春の星生命線をなぞりみる

蒲団に入ったのは、もう四時ちかく。
ふと、頭の隅をよぎったのは。
もしもの時いつか、、、
独りになるってのはこんなこと。淋しい。いつも狭いと思っている寝室がやけに広い。ラジオ深夜便が鳴っている、、、、

少し眠っておかなければ、、、、ラジオに耳を傾けていたのも?つかの間。しかし、うとうととはしたみたい。神経が冴えていた。

入院の荷物は寝る前につくっておいた。

予約のタクシー会社に早いけれど来て下さいと連絡をした。


      

病院の最寄駅から、満員の列車はいやだけれど、、、、空いて閑散とした田舎の列車。
疲れて、降りることも忘れていたみたい。アナウンスに気づいてよかった。

駅は栗林公園の傍。
紫雲山の景になっていて日当たりは悪い。隣接をしているのはお稲荷さん。
時間があったから、困った時の神だのみも、ちゃっかりと。。。やりました。


           くねくねとホームへ石段春落葉

          春時雨病院へあづけきたる夫

          三寒四温朱い鳥居の整然と

          お稲荷さんに阿吽の狐冴えかへる


何でブログ書く暇あるの。話し相手もいない。
夫から電話があり、様子をみてステントの手術を、、、


      
コメント
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