老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

岩田神社 イスノキ

2023-04-17 18:16:19 | 老人日記
               

岩田神社へ藤の花を見に行く。

3年ぶりか?
コロナで、ここへも来ていなかった。

何年か前に初めて見た時は感嘆の声が出た。
毎年、来るうちに、花房が痩せ、短くなたったと思うのは、私だけであろうか?

樹齢 800年、「孔雀藤」と名前が付き町民から愛されて親しまれている藤の花である。

       

     🐎   満身創痍樹齢800才の藤

由る年波には勝てず、よくも生きながらえているもなのと感心をする。

鳥居を潜り境内に入ると、花の匂いが風に乗って鼻腔をくすぐる。
胸いっぱいに香を吸い込む。

     ❁    藤の香や目つむれば曳かれゆく牛車


      

高松市の名木のイスノキ。

2~3年来ない間に、境内の模様が変化をしていた。

神社の裏にあった大樹のイスノキを見に行くには、昼でも暗い本殿の裏を大きく曲らなくてはならなかった。

藤の花を巡っていると、駐車場が整備されていて、難なくイスノキの下へ行ける。
   
     

そのイスノキで初めて見たのが、、、、

     

イスノキに着いた虫こぶ。
(虫こぶとは、虫が植物に産卵したり寄生したりする際の刺激によって、植物の細胞が異常に生長して奇形化したもののこと。イスノキにはアブラムシがつきやすく、樹木の中でも特に虫こぶが発生しやすい。)

見方によれば一種、美しいと感じる。

     

この、海の底にいる動物かと思うようなグロテスクな実。
これぞまさしく「瘤」のような~。

イスノキ(蚊母樹)は、ひょんの木とも。

グロテスクな実の裏に小さな穴があいていた。
虫が喰ったのだろう。
まことに珍しい実を見れて、今日はうれしかった。
秋になり、ひょんの実が空洞になれば、この穴を吹くと音がでるらしい。
それが、ひょんの笛。
俳句を詠む人は「瓢の実」「瓢の笛」なる季語には心が動かされるに違いない。
私もこの笛の音は聞いた無いこと。

     🏠    イスノキの花雲居の御所はあの辺り

     🏠    花咲けど昼も小暗きひよんの木よ


コメント
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