ラジオ深夜を聴いていた。
3時から日本の歌、こころの歌なる番組だ。
そこで、「さくらと一郎」が切々と哀愁をおびた昭和枯れすすきをを歌う。
身に沁みてくる。
昨夜、他の歌番組を聴いた。
コーラスグループの「フォレスタ」だ。
ダークダックスやデュークエイシスがいない今は専らフォレスタに親しんでいる。
始めは演歌やポップスを音楽大学出身者達の朗々とした発声で歌うのにとまどったけれど、今は充分に艶歌だろうが童謡、歌曲、オペラも楽しく聴いている。
ふと思った。
この、さくらと一郎の昭和枯れすすきを、フォレスタが歌うのを聴いてみたいと思った。
どんな感じになる。
まことに一度は聴きたい。
白々と夜が明けかかった。
リビングで梟も目を覚ましたみたいだ。
温度の寒暖差に身体がついてゆかない。
何もやる気がしない。
困った、困った。