大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日NHKの番組でギャンブル依存の特集が組まれていました。
本人は当然ですが、家族の苦しみは想像を絶するものがあります。
依存症研究の第一人者で斎藤学医師の「自分のために生きていけるということ」という著書を時々読み返しております。
精神科医であり家族機能研究所の代表を務める斎藤学先生は、アルコール依存症などの「依存症」という用語を世の中に定着させ依存症の家族に代表される、温かさや安心感などを与えられない機能不全家族で育った「アダルトチルドレン」という概念を、日本中に広めたことでも知られています。
その都度新しい発見と共感を感じています。
その中で自助グループについて書かれた箇所がとても心にストンと落ちたのでご紹介します。
※安全な場所とは、みんながあなたに関心を持ってくれ、あなたがそこにくるのを待ってくれている場所、あなたがいないと不思議がられて、いて当たり前と思われる場所です。
集談会はそのような場所に成り得ているでしょうか?
さらに魂の家族についてこう書かれています。
※同じ体験をした者どうしが、それを分かち合い、癒し合うための「心の家族」のことです。
集談会がそのような場所であることを心から願う一世です。
2022.12.15 一世
※斎藤学氏著「自分のために生きていけるということ」大和書房より抜粋