Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

メタボリック シンドローム

2006-05-25 | 想い・雑感
 現代の日本人特に成人男性はかなりの頻度で生活習慣病であるとのショッキングな報道があった。その頻度には異論があるようだが、多くの人が体に脂肪をため込んでいることは間違いない。それがひいては心臓病や糖尿病、高尿酸血症へと進展していく。

 動物は、取り込んだ栄養のうち余剰部分を体は脂肪として蓄えていき、食事(獲物)のないときに備えるわけだが、現代の先進国では栄養を摂りすぎて困ってしまうという、動物史上まれな状況になっている。

 脂肪といえば、牛の霜降り肉。これは通常食肉として出荷される時期を過ぎても栄養(穀物が主)を与え続け、筋肉の中にまで脂肪を蓄えさせたもの。人間ならば、メタボリックシンドローム予備軍である。

 この霜降り肉をありがたがって食す人間がいる一方、その霜降り肉を作り上げるために飼料として消費される、トウモロコシなどの穀類すら手に入らず、餓死していく人も地球上に多く存在するという矛盾。

 勝ち組と負け組を作り続ける資本主義の有り様というのは、大きな岐路にさしかかっているのかもしれない。でもそれに変わるシステムとはどのようなものなのだろうか。