
日本のロマネコンティ、といわれる
特別なワインがとれる葡萄畑、鳥居平。
ナガノ先生ご夫妻、朝霧の長塚ご夫妻とご一緒に
葡萄がたわわに実る葡萄畑と
100年前のワインも眠る、セラーにご案内していただいた。

鳥居平の、<鳥居>が畑にある。
これは、10月はじめの収穫祭の時に
京都の大文字焼きみたいに、火を灯すと
<鳥居>が浮かび上がるという。

シャトー勝沼の今村会長と
4代目となられる英香さんが、畑を案内してくださった。
葡萄は今、いっぱい、いっぱい実っていて
こんなに葡萄がたわわに実っている畑に入るのは、始めて。

”とって、食べていいよ。”
と今村会長に言われたので、早速手をのばす。
食用ではないので、そんなに甘くないのかな、と思いきや・・・
とぉっても甘い葡萄。


今村会長と息子。
今村会長は息子に色々と人生指南を。
息子は無愛想に応えていたが
誰よりも<果物好き>な息子は
実はこの畑がとっても気に入っていて
ワインは飲めないので
ここの葡萄でつくられた<葡萄ジュース>をお土産に買ってかえり
大切に飲んでいた。


この葡萄が、特別のワインを作り出す。

1本の枝にたった一房だけ、の葡萄。
この贅沢なつくりが
<日本のロマネコンティ>を生み出す。

キャンディみたいに、可愛らしい葡萄

こちらは、<甲州ぶどう>。
この葡萄から英香さんの名前をとってつくられた
<キュヴェ・Hideka> が造られる。

これが、<キュヴェ・Hideka>。
ご自分の名前がワインの名前になるなんて、
なんて素敵なのでしょう。

でも、この<甲州ぶどう>は
爽やかで、お品の良い、英香さんのイメージとぴったり。


4代目となられる、英香さん
葡萄畑をご案内していただいた後、
鳥居平今村のワインと、美味しいランチをご馳走になった。


ナガノ先生と、ハンサムな先生のご主人様。
今回の旅では、本当にお世話になりました。

ランチの後には
シャトー勝沼 今村家のセラーにご案内していただく。
ここには、なんと、100年前に造られたワインが眠っている。

あの、坂本 九さんが
生前、注文されていたワインもそのまま、眠っている。


まるで、迷路に迷い込んだような
暗くて、不思議な空間だった。

100年近い時間、眠り続ける、ワイン。
鳥居平は、勝沼のこんなに美しい場所にある。

勝沼ぶどう郷の駅には
昔のトンネル跡が散歩道になっている。

2009年夏の旅は
この鳥居平の葡萄畑訪問で、終わった。