YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

脱皮part2

2012-06-04 18:16:41 | 身近な自然情報


本日、部分月食。まもなく18:59から欠け始め、20:03が食の最大です。お見逃しなく♪

さて、5/31に脱皮したアゲハチョウの幼虫が、6/2にはさらに脱皮して終齢幼虫(緑型)になりました。

脱いだ皮も、仮足の部分が吸盤のように葉っぱにぴったりくっついているのに驚きました。

頭の部分の葉っぱのかげにも頭部の脱皮殻がちょこんとあるのが分かるでしょうか。どうやら、脱皮をするときにはヘルメットのように、頭の部分が外れて外へでてくるようなのです。前回の脱皮の写真にも、よく見たら同じ形跡がありました。ちなみに前回は2齢から3齢と書いたのですが、3齢から4齢への間違いで、この緑型は5齢幼虫にあたるそうです。



ふと目を離していた隙に幼虫がくるりと方向転換していました。これはもしや!?



そうなんです。脱皮の殻を自ら食べ始めました。知識として知ってはいても見るのは初めてっ!!



本当にむしゃむしゃと食べています。

いかつい目のように見える部分は、実は敵を威嚇するための模様です。実際の目は、薄黄緑色の部分にちょこんと点のようについています。

色違いの小さな部分が頭なんですね。そして、脚がついている部分が胸。昆虫ですから、脚は全部で6本です。残りの大部分は腹にあたります。腹には幼虫の時にだけ見られる腹脚というのが4対ついています。この腹脚は枝を挟んで体を支えたり、吸盤のように葉っぱに張り付いたりして体を幼虫の体を支えています。きっと脱皮のときには、葉っぱにしっかり固定できる仕組みが特別にあるのかもしれません。



あっという間に食べ終わりました。このあとは、また向きを変え、じっとしていました。お尻のあたりが途中で切れているような、不格好な姿です。どうやら、節と節との間の皮が蛇腹のようになっていて、時間をかけてそれが伸びるように体も大きくなるような気がします。翌日見てみると、やはり脱皮直後の1.5倍くらいになっていました。お尻の部分も丸まって、普通のイモムシ型に戻っていました。

脱皮という生命の神秘を直接体感し、あらためて生き物の不思議を知りました。

道沿いの草むら

2012-06-04 06:01:34 | 身近な自然情報


通勤途中の道沿いの草むら。いつの間にか植物たちの草丈がぐんと伸びていました。この時期の成長は目覚ましいですっ。



今、草むらで花畑を作っているのは、アカツメクサや、ヒメジョオン、コメツブツメクサなどの花々です。



コメツブツメクサは、この10年の間で、とても増え、大きな群落をつくるに至りました。領土を年々拡大中です。控えめな小さな花と、やわらかい色合いがとても好きです。



写真に切り取ってみると、なかなか素敵な光景です。





小さな花畑の中で、チョウたちが蜜を求めて、飛び交っていました。

キチョウ(モンキチョウも)は、よくアカツメクサにやってくると思っていたのですが、改めて調べたら、幼虫の食草がアカツメクサ、シロツメクサなどマメ科の植物なんですね。
モンシロチョウっていうとすぐにキャベツを連想しますが、ほかのチョウたちの食草って、以外に知らないで過ごしていることが多いです。今度、幼虫も探してみたいと思っています。