![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/49/12679047235f30d9c58996c2ea415a92.jpg?1600467460)
クヌギの実が落ち始めました。
本格的などんぐりシーズンの始まり。
ころっとしたどんぐりたちは、そのまま置いておくだけでも可愛いインテリア。
けれど、しばらくすると色があせたり、殻が割れてきたり…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/14/912976b1f4e2c5b89c95e641fba4c0c8.jpg?1600472992)
これは、どんぐりが生きている証拠。
どんぐりはカシやナラ類の堅果の総称。
堅い果皮の中には大きな種子が入っています。
コナラやミズナラは落ちるとすぐに発根する傾向があるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/de/9378a0a93a8ff7d0fa15cb2cc906dff9.jpg?1600473469)
一方でマテバシイは長く置いて置いても、殻が割れたり、発根したりしないように思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/82/53b7f28daa88265c93ba889eae1a057e.jpg?1600473679)
日本産のどんぐりは全部で22種と言われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/26/89e241cfa1157e8707172767f4bc2cd7.jpg?1600473761)
いろんなタイプがあるとは思うのですが、とりあえずどんぐりを拾ったら、
成長を止める
そのためには加熱する方法とか冷凍する方法があります。
具体的には
①茹でる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/66/2752b7b7155651641ee784e38e38e69f.jpg?1600474814)
水から茹でて沸騰後3〜10分。
中まで熱が通ったらザルにあげます。
茹で時間は目安です。
そして大切なのはよく乾かすこと!!
茹で上がったどんぐりは、つまりは「茹で栗」と同じ状態。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c3/aa1f78035bbb694443ff0118b0510e28.jpg?1600512843)
十分に乾かさないと、カビてくるのは当たり前。
新聞紙の上に広げて時々ころころさせるとか、網などに入れて干しておくとか…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1b/a527735f827efe5e024495d953e6f5d5.jpg?1600518699)
300円ショップで購入したセーター干し
いずれも直射日光の当たらない風通しの良い場所がベスト。少なくとも1ヶ月。瓶やタッパーに入れるのは冬になってからにしています。
②蒸す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4d/defadbf5e70c46dffd52ff9624875597.jpg?1600518816)
我が家は大量の場合は蒸し器を使っています。中身を入れ替えて続けて加熱できる点が便利。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/fd/d868bcefb22aa058ee85c58f2d1083c1.jpg?1600519957)
↑大量ってのはこのくらいのこと(笑)
もちろん蒸した後もよく乾かします。
ちなみに料理用とは別にクラフト用の鍋と蒸し器を持っています。専用の道具があるってすごく便利。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/f1/05b0fe15f47909eb97118b729bc935e6.jpg?1600526945)
100円ショップであれこれ購入
③冷凍する
少量であれば、これが手っ取り早いです。袋に入れて冷凍庫へ。念のため1週間くらい入れておきましょう。
そして、この場合も室温に戻した時に、結露して水分を含みますので乾燥が必要です。
ちなみに、①〜③のどの方法をとっても、
殺菌・防虫効果も期待できます。
どんぐり虫が苦手という人も多いですよね
(^^;;
→緑のどんぐり(どんぐり虫の正体)
虫のために下処理するって話をよく聞きますが、わたし的にはどんぐりの下処理は「成長をとめる」。このためです。
あの虫は、中から出てしまえば、もう中には戻らないので安心ですよ。土の上に置いてあげれば、サナギになるために勝手に潜って見えなくなるのもいいところ。
というところで、どんぐりを拾った後にすることをまとめると…
1 水で洗う
2 成長をとめる
(茹でる・蒸す・冷凍する)
3 よく乾かす
洗っても汚れが落ちなかったり、形が悪かったり、加熱・冷凍しても殻が割れてしまうものもありますので、最終的に保存できるのは半分以下になっちゃうことが多いです。
なお、加熱した直後は殻が柔らかくなっているので、穴をあけるのはこの時がチャンス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/3b/9b94d2cc37e255dc25113769797bb31c.jpg?1600522491)
後からでも穴は開けられますが、加熱直後は楊枝でも、ぷすっと開けられます。そのまま乾燥できるし、後で色をつけたり、ニスを塗ったりするのも便利です。
それから殻斗(帽子・袴)は下処理途中に取れてしまうものがほとんどですが、後からボンドでつければ問題なし、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a3/02c6cfc1fc1dd8e7b8541b7e825419e3.jpg?1600522606)
ですから、茹でたり蒸したりするときは、種別に行うと便利だったりします。
けっこう手間がかかりますが、こうして下処理をしたどんぐりたちは、かなり長い時間保存可能です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/5e/5037cd3466235eb61a498532f0fc3597.jpg?1600524243)
これは日本一大きなオキナワウラジロガシ
十分乾かしたとんぐりたちは、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れておきます。
上の写真はコレクション用。クラフト用はタッパーやジップロックに。こちらも乾燥剤を入れておくと安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/15/8c14c94cb61c424100db0fe7d3a07647.jpg?1600525017)
乾燥剤はホームセンターとかで買えるんでしょうかね?わたしは通販で買ってます↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e5/38d0a4257e349d21fe90a6284a156c7e.jpg?1600524311)
いよいよどんぐりシーズンです。ビニル袋片手に公園散策はいかがですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/5e/042ca23d0520709004ee4736c7d9627f.jpg?1600522676)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d5/5adc80d6311bf7c8c26cbc8f0e4bbd06.jpg?1600522676)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/39/10d3198c9f05232eb7d108f69de0bb98.jpg?1600526687)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/df/cbe74e81018dfef161502e9ece02f2af.jpg?1600522676)
なお、場所によっては勝手に拾えないこともありますので、その点は自己責任でお願いします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
季節の話題がギュッと詰まったホームページを新設しました→横浜歳時記七十二候
日々の自然情報をインスタでアップしています→ynwc_photos
★★★★★★★★★★★★★★★★"