※本日の記事、集合体恐怖症(トライポフォビア)の方はご注意ください。2枚目の写真から小さな虫がうじゃうじゃ出てきます。

2週間前の獅子ヶ谷市民の森外周。カナムグラの群生は花盛り!!
小倉百人一首にある
「やへむぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり」
に出てくるヤエムグラは、カナムグラノことではないかと言われています。
ヤエムグラやカナムグラなどの名につく「葎(むぐら)」は、蔓でからみつく雑草の総称。そんな草むらの中に何やら怪しい集団を発見!!!

虫センサー作動!!!
恐る恐る近寄ってみますよ…
うぎゃー((((;゚Д゚)))))))

何やらびっしりと集まってますよ。

何やらびっしりと集まってますよ。
すごい数です!!!
黒とオレンジのド派手なカラーリング。
ヒメジュウジナガカメムシの幼虫です。


あれ?
ヒメジュウジナガカメムシの食草はガガイモ科。カナムグラはアサ科です。
よーく見ると…

カメムシたちがいるのは、カナムグラではなく、ガガイモの葉っぱのようでした。
ガガイモの葉に含まれる毒を体内に取り入れることで、天敵から身を守るという凄技。この派手な色は警告色(私は毒がありますよ〜)というわけなんですね。
集団でいることは、敵に襲われたときのリスク回避にもなりそうです。
また、カメムシは集団で給餌するとき、酵素を出して植物の繊維を柔らかくするとの記事を見かけたことがあります。その力も集団だとより発揮しやすいのかもしれません(この辺りの情報は定かではないけれど)。
ちなみに、ヒメジュウジナガカメムシと書きましたが、ジュウジナガカメムシの可能性もあります。ちゃんと同定してません(^^;;
腹側の模様で見分けるらしいのですが、実は凝視できず…(^^;;
実は私もブツブツが苦手なのでした。
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