YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

栗名月な十三夜

2020-10-29 07:53:00 | 歳時記



今夜は名月!十三夜。
中秋の名月からおよそ1ヶ月後の月です。

秋は大気が澄んで月が美しく見えますからね。特に満月に近づき、輝きが増す頃は格別。

満ちきった満月ではなく、その少し手前のを眺めるというのが、日本人の粋なところ。



中秋の名月を「芋名月」と呼ぶのに対し、十三夜は「栗名月」。
実りの季節ですからね。

秋の味覚を眺めながら月を眺めようなんて、ほんと日本て国は情緒があります。



ところで中秋の名月はもともと旧暦の9月15日に行われていました。

旧暦は月の満ち欠けの周期に合わせた暦なので、15日目は満月にあたるわけです(正確には月の周期は30日ではありませんが…)。

つまり毎月15日は十五夜というわけです。中でも秋の真ん中の長月(9月)の十五夜は特に美しいということで「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。現在で「十五夜」というと「中秋の名月」をさすことが多いですよね。




同じように栗名月と呼ばれる「十三夜」も、もともとは毎月の13番目の月を指す言葉。特に秋の13夜は美しいということで、「中秋の名月」の後の十三夜を名月認定しちゃったわけです。

そんなわけで「後(のち)の月」なんて呼ばれ方もします。何かしら理由をつけてイベント化したがるのは昔も今も変わらないということでしょうか?



食欲の秋を満喫品が名月を眺める!!
最高ですね♪




大人気のアマビエ様
出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」

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