益々緑が濃くなってきました。公園散歩には、そろそろ虫除けスプレー、虫刺されの薬が必須です。できるだけ肌の露出を避け、毛虫に備えて帽子も忘れずに!!
さて、そんな緑の天井を見上げると…
???
画像で確認するのは難しいですね。
このあたりです…
優雅に舞い飛ぶ真っ白な虫たち。ひらひらと動く姿から、チョウかと思えば、その正体は蛾!?
キアシドクガの大群です。
年によって違いはありますが、そろそろ公園上空をひらひらする頃。
昼間に活動する珍しい蛾です。
姿形はこんな感じ。
名前の通り足が黄色いんです。
あまり地表でじっとしていることはないので、ひょっとしたらこの個体は羽化直後なのかもしれません。
頭のところがもふもふで、白いローブを羽織っていて、全体的に気品に溢れています。チャームポイントの黄色い脚にも毛が生えているのですね!
観察力のない私は、いつも写真を見てからいろんなことに気がつきます。写真大切!!
サナギも発見しました!!
かなりユニークです。
なんとなく、チョウは美しく、蛾は地味な存在と思いがちですが、海外では蝶も蛾も区別がなく、どちらもバタフライなんだと聞きました。
実際、ジャノメチョウやセセリチョウのように一見地味なチョウもいれば、このキアシドクガ(それにしても毒々しい名前)のように優雅なガもいます。
キアシドクガは数年に一度大量発生するらしく、食草のミズキやエゴノキを枯死させてしまうほどの勢いで増えるそうです。
ひらひら舞う姿は美しく、のどかなのですが、これだけの数の毛虫が少し前まで公園内を徘徊していたのかと思うと、さすがに鳥肌もの(^^;;
自然と共生するというのは、いろんな側面があり、日頃大自然から離れて暮らす都会人には、想像以上にハードルが高い!!
小さな子どもたちに美しいものを美しいと感じる心を育てていきたいです。