立夏末候は、竹笋生(たけのこしょうず)。「えー、もうたけのこ食べたよ」と言いたくなりますが、3月ごろから出回っていたのは、中国由来の「孟宗竹(モウソウチク)」の筍。
日本原産の「真竹」はこれからが旬。こういう細いやつ。
「筍」って竹冠に「旬」と書きますが、旬という時は、「上旬」や「下旬」など、短い期間を指します。筍はあっという間に伸びて旬が短いため、この字が当てられたと言われています。
そういえば「雨後の筍」なんて言葉がありますよね。
にょきにょき、にょきにょき…
写真中央は筍が伸びたもの∑(゚Д゚)
皇居の東御苑にある竹林には、日本と中国の竹・笹類13種が植えられています。規模は小さいですが見応えたっぷり。
こんな美しい竹もあります。
キンメイモウソウ
ギンメイモウソウ
なんとも奇妙な形の竹も…。
キッコウチク
キッコウチク
↑これは横浜中華街でも見かけたような…
こちらの竹林は昭和天皇のお印が「若竹」であることから、上皇陛下のご提案で平成8年に整備されたということ。そんな経緯も心温まります。