相模川の河川敷、「馬入水辺の楽校」周辺で、モズのはやにえ(早贄・速贄)を見てきました。久しぶり〜。
アプリで加工しても隠しきれない小学生感(T ^ T)
モズはスズメよりも少し大きな鳥で、枝に止まったときの縦長のシルエットや。尾羽をぐるぐると回す姿が印象的です。求愛期には他の鳥の声を真似るように、いく通りもの囀りを聞かせてくれるので百舌鳥(モズ)と言うんだとか。
この写真ではわかりませんね。
遠すぎるし、ピントも合っていない(^^;;
ちょうど「"描く"観察会」で描いたスケッチがありますので…。恥ずかしながら…
アプリで加工しても隠しきれない小学生感(T ^ T)
もう少し尾が長くスリムな印象かと思いますが、目の横に黒い線が入っている(メスは全体的にうすい茶色)ことや全体の雰囲気は分かっていただけるかと…。
ちなみに、この後枝に刺さったトカゲやカメムシなど、かなりリアルな写真が登場しますので、苦手な方はこの辺りでお引き返しください。
さてさて、それでは、「はやにえ」のお話。
モズには不思議な習性があるのですが、それは秋になると餌を貯食するということ。この貯食行動はモズに限ったことではなく、ヤマガラがエゴノキの実を蓄えたり、カラスやカケスがどんぐりを蓄えたりもします。
しかし、モズの唯一無二なところは、その貯食方法。ぐさっと枝に刺すのです。
ひ〜っ!!
比較的新しいモズの「はやにえ」の生々しさ↑
まさに生贄がはりつけにされたかのような強烈なインパクト!!!
そうかと思うと、こんなに大きなカナヘビも見事に串刺しに!!!
ミミズもありました!!
他にもカエルやバッタ類なんかが定番。
なぜこんなことをするのかというと、「餌の少ない冬の栄養源にする」、繁殖期の囀りに膨大なエネルギーを使う「オスの栄養源にする」などの調査結果が報告されているようです。
もともと、脚のつくりの関係で、獲物を押さえながら食べることが苦手なモズ。餌の小動物を捕まえては枝に刺して食べる姿が、日常的に見られるようです(わたしは見たことないですが…)。
いずれにしても、野山でこんな光景を目にしたら、誰もが不吉な何かを想像してしまうんじゃないかと…。
と言いながら、興味津々で撮影している私…。
モズが「はやにえ」を作るのは秋から11月にかけてが多いそうですが、餌を見つければ、こうやって冬でも枝に刺すのですね。
探せば結構ありそうなものですが、結局自分では見つけられず…。観察会に参加されていた皆様に教えていただいた次第です。
この広大な河川敷で見つけ出すのは、やはり簡単ではないですね。残念_| ̄|○