冬の朝は暗いし、寒いし…、起き出すのには勇気が必要だったり…。でもでも、先週金曜日から、ようやく少しずつ日の出が早くなってきたことをご存知でしたか?







でもこの時間差や高度差、そして方角のへんかこそが、普段は感じることのできない地球の公転や自転を感じられる瞬間なのかもしれません。

国立天文台HPより
昼がいちばん短くなるのは「冬至」の初日。
しかし、日の出がいちばん遅いというわけではないようです。冬至を過ぎ、年も明けた1月の初旬が1年でいちばん日の出が遅い時期です。
これは、地球が太陽の周りを回っているだけでなく、地球そのものも自転していて、しかもその回転軸が傾いていることに関係しているようです。
こちらは冬至の日の日の出時刻と日の入り時刻です。このころは南極側が太陽のほうを向きます↓

日の出は南東へ行くほど早く、北西に行くほど遅くなります。また、日の入りは北東へ行くほど早く、南西に行くほど遅くなります。
そして季節が進み春分の日を迎える頃には、自転軸が太陽に垂直になります↓

そのため、日の出も日の入りも、東へ行くほど早く、西へ行くほど遅くなります。
さらに、夏至を迎える頃になると、北極側が太陽のほうを向きます↓

日本国内でも日の出や日の入りの時間はずいぶん違うものなのですね。夏至の日の出の頃の時間差がいちばん大きいのかな?
さらに緯度が高くなると、冬と夏で大きな差が出てしまいます。いわゆる極夜と白夜です。
2014年のこと。冬のアラスカでようやく日の出を迎えたのが11時近く。散歩に出かけたのが12時過ぎ。

太陽は登ることなく、この高さで東から西へと移動。


15時前には日没。
朝焼けから夕暮れへ、そのままバトンタッチという感じでした。
夏になれば、ずっと太陽が沈まなくなるわけですから、差が激しいですね。
でもこの時間差や高度差、そして方角のへんかこそが、普段は感じることのできない地球の公転や自転を感じられる瞬間なのかもしれません。
日の出の位置もずいぶん変わるんですよね。
北多摩暮らしの部屋からは日の出がよく見えてびっくりしました。
横浜の朝の日の出は6:47だそうです。