YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ムクロジ探して秋散歩

2020-10-25 15:27:00 | お出かけ情報



土曜日、ムクロジの実を探して公園散策。
すでに美しく黄葉したムクロジ。公園のHPによると例年よりも10日以上早いようです。

ムクロジはムクロジ科の落葉高木。その実はサポニンを含み、昔から日本を始めアジア各地で石鹸として活用されてきました。



黒くて硬い種子は羽付きの羽の頭の部分。

しかーし…
いつもなら一面に落ちているであろうムクロジの実がほとんど見当たりません。

例年の様子↓



ここは、ムクロジスポットで多少拾ったくらいでは問題ないほどの実が落ちるのです。

そういえば今年は12年ぶりに台風が上陸しなかったとか…。



いくつかは拾えたので、これから落ちてくるのかもしれません。

同じムクロジ科のオオモクゲンジはたくさん落ちていました。



そして、例のあのお方も!!



レッドオーク(アカガシワ)様♪

ただ、例年ならもっと大きなどんぐりをつけるのですが、今回拾えたのは小ぶり。

2年前の台風で大きな枝が折れて半分くらいがなくなってしまった影響でしょうか…。

お目当てのものは拾えませんでしたが、さすがは実りの秋。公園内にはたくさんの木の実。



シダーローズ


ミヤマガマズミ



エンジュ



カラスウリ

そして、不思議なきのこ



ホコリタケかなと近づいたのですが、軸があり、ぎっしりとした感じ。

ノウタケですかねぇ?


それにしても爽やかな秋晴れ。
秋もだいぶ深まってきた感じです。








ちなみにバラ園では秋バラが最盛期。色とりどりの薔薇たちが咲き誇っていました。

秋は初夏の頃より背が高いので野生味がある感じがします。







目的のムクロジの実は、わずかにこれだけ。仕事で使いたかったんだけどなぁ。



ないよりはよかったかなぁ…(笑)
気持ちの良い公園散策でしたので大満足。
いいリフレッシュになりました!!!





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紅葉始まる

2020-10-24 08:27:00 | 生物の不思議・生命の神秘
 



通勤路にある小さな森。
わずに紅葉が始まりました。
このところの冷え込みと昼夜の寒暖差でいつもよりはっきりした色合い?

去年の11月1日↓



どうだろう?
もう少し様子を見たいと思います。



寒くなってくると、葉の中にあるクロロフィル(緑色の色素)が分解され、もともとあったカロチノイド(黄色い色素)が目立つようになります。これが黄葉です。



また、冬に備え、「離層」というコルク質の物質が葉の根本と枝の間に作られます。これによって養分や水分が行き渡らなくなった葉は、やがて枯れ落ちます。そうすることで、養分や水分が幹に集められるという、寒い冬を生き延びるための知恵。

葉にあった養分は戻ることができなくなり、そこに日光が当たると成分が変化します。糖が変化してできるのがアントシアン(赤色の色素)です。


つまりはこれが紅葉。アントシアンは糖がないと作られないので、すべての植物が「紅葉」するわけではありません。

また、日中は葉にたくさんの日光が当たり、夜は離層の形成が進むように気温が下がること。つまり秋になり、よく晴れて寒暖の差が大きくなるほど美しい紅葉が見られます。



予報では今年の紅葉の見頃は例年よりも少し遅くなるということですが、ここからの冷え込みと天候では美しい紅葉を見られるかもしれません。




とりあえずは、三ツ池公園にでも足を運んでみようかなあ。

最近、すっかり出不精気味な生活。この週末は少し行動的に過ごしたいです。
皆様も良い週末を!!




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東京で京都気分

2020-10-22 20:13:00 | お出かけ情報



国分寺駅前殿ヶ谷戸庭園。
まさか、こんな素敵な庭園が駅前にあるなんて…

気分はすっかり



…(笑)

近くに用事があって出かけたのですが、まさかこんなところが近く(もないか…)にあるなんて!!












国分寺周辺は湧水も多いようで、日本の水100選にに名を連ねる

お鷹の道・真姿の池湧水群

なんていう湧水群もあります。そこから湧き出す水は野川へと注ぎ、その清流沿いは気持ちの良い遊歩道になっています。












今回は所用のついでの立ち寄りだったのであまりゆっくりできなかったのが残念。

駅前にはこんな素敵な喫茶店も♪











国分寺界隈、なかなか興味深いところです。





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モダマの活用法

2020-10-21 07:27:00 | ビーチコーミング



モダマシリーズ第3弾

海を旅する幸福の豆「モダマ」。
第2弾では、シャンプーのお話を書きましたが、原産地や漂着地では、大概アクセサリーや飾りに利用されているようです。

海外で見かけたモダマたち↓


ムル(マレーシア


アマゾン(ペルー)


イキトスの宿屋(ペルー)


チェンマイ(タイ)

アフリカでもアクセサリーに加工されたものをたくさん見かけました。

というわけで、わたしも色々作ってみましたよ。



家にあったウッドビーズや革紐、麻紐などを組み合わせ、あれこれ試してみたのですが、結局の所ところシンプルなものがいちばんかなというのが結論。

お気に入りはこれ↓





普通に持ち歩いても、それほど違和感ないんじゃないかと思うのですが、どうだろう???

ごちゃごちゃしたものは時間がかかるわりにイマイチ(^^;;



籐のバッグとかになら合うのかな?

以前ビーチコーミングで拾ったときにはこんな風に加工していたようです↓


基本は同じような作り方ですが、コットンの紐を使うと素朴な感じになりますね。いずれにしても、こういうのはセンスだなぁと…。なかなか難しいものですね(^^;;

まあ、個人で楽しむ分には満足…



なんてったって「幸福の豆」ですし…♪

ちなみにモダマの種皮は硬いので、穴をあけるためにミニルーターを使いました。



ミニルーターというのは、ペンのように持って使う電気工具で、先端部分を交換することで、穴を開けたり、研磨したり、彫刻したり…。様々な用途に活用できます。

以前使っていた300円(100円ショップで購入)のものが壊れてしまったため、新たに通販で購入。いろいろついて2000円弱。

いい感じかも♪



いろいろできたので、袋詰め。

石垣島から届けていただいた165個のモダマたち。存分に楽しませていただきました。モダマ愛(?)がいっそう深まった秋です(*^_^*)


おまけ↓



特別展「医は仁術」2014年@国立科学博物館で見かけたモダマの展示。

昔の薬屋さんのコーナーに飾られてました。生薬としても扱われていたようです。
まだまだ奥が深い!!






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モダマシャンプー!?

2020-10-20 06:58:00 | ビーチコーミング



職場でモダマの種子を散布(?)するにあたり、こちらの鞘も持っていきました。 

ちょうど外国語講師の方がいらっしゃっていたので、この豆を見たことがあるか聞いてみました。

彼女はフィリピン出身で、初めは「タマリンド」という同じマメ科の植物(東南アジアではメジャーな果物)と混同されていましたが、学名のentada phaseoloidesを手掛かりにネット検索してくださり、

「フィリピンで使われているシャンプーの原料」

と教えてくれました。

えええーーーっ!?
モダマってシャンプーになるのですか?
初耳〜!!!!!


そのシャンプーは現地では
gugo shampoo 
と呼ばれ、それなりに有名らしいです。たしかに、Wikipediaの記事の中に「gugo」の文字が!!!


Wikipediaより




植物由来の石鹸といえば同じマメ科のサイカチが思い浮かぶけれど、モダマにもサポニンが多く含まれているなんて初耳。

ネットで調べてみても資料は少なく…
「グゴシャンプー」についてはある程度のサイトはあるのですが、その原料のこととなると、そこまで詳しくは書いていなくて…



熱帯の国フィリピン!
謎のシャンプー「GUGO」!!!

色々調べてわかったのは、どうやらグゴシャンプーは、ヒメモダマの樹皮を叩いて薄く伸ばした繊維を原料にしているようです。

これはいつの日か調査(?)な行かねばなりません。



ちなみに外国語講師の彼女の話によると、彼女が中学生の時「サイエンスプロジェクト(おそらく総合学習的なもの?)」で、この「グゴシャンプー」をテーマに友人と2人でレポートを作成したとのこと。自宅で2人でシャンプーし合ったんだそうです。

フィリピンでもエコが意識されていて、天然成分由来である「グゴシャンプー」はそうした意味でニーズが高まっているとのこと。

同じマメ科のサイカチはサポニンが多量に含まれることで有名ですが、まさかモダマの樹皮にもサポニンが多量に含まれているとは(詳しくは調査中)!!



ちなみにベトナムにはボーケットシャンプーというサイカチを原料にしたシャンプーがあるようです。

また、ムクロジの実は、ソープナッツとして多くの国で石鹸として使われています。



今、こうした天然成分由来の石鹸が世界各国で見直されているんですよね。日本でもオーガニックコーナーなどで見かけるし…

もちろんグゴシャンプーも国内での販売もあるようです。私としては商品そのものも気にはなるところではありますが、それよりも樹皮を叩いて平らにしたという原材料を見てみたい!!!

コビットの問題がなければ、今年の冬はフィリピンに飛んでいたことでしょう…
残念だけれどらもう少し落ち着いたら実現したい夢の一つにしておきますり

石垣島から届いたモダマをきっきっかけに好奇心に火がつきましたよ。外国語講師のほっこりした思い出話も聞かせてもらえたし、人とのつながりが、こうして新たな扉を開いてくれたことに感謝感激♪

人との出会いこそ、人生を豊かにしてくれるんだということを実感。皆さま、これからもどうぞよろしくお願いします。





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