御朱印帳を持ってこなかったので、
書いてあるものを頂きました。
河合神社の禰宜になれると大喜びした鴨長明に、よもやの横槍、待ったがかかり、その夢叶わず公職を投げ捨て隠遁生活に…なかなか振れ幅の大きな激しい性格の鴨長明。
藤原定家と歌を競って勝つほどの、
その言葉文章は面白くリズミカルで、千年の時を越えて私はとりこになりました。
今となっては河合神社も鴨長明のお社みたいになっているし、良かったですね、ながあきら様……❣️
さて、日中はそんな風に、観光客の少ない糺の森と瀬見の小川、奈良の小川、泉川をゆっくり歩いて、ホテルに戻りました。
夕食を何処でとりましょうか、ネット検索です。
父が大分歩いたので、ホテル近辺に絞って検索しました。
色々ありましたが、父が湯豆腐を希望したので、口コミで評判の良かった
「豆屋源蔵」
というお店を選びました。
私はこのお店の「はも料理」を食べたかったのですが、生憎季節外れでした。
私のFBに載せた文章を貼り付けます。
高瀬川を渡り木屋町通りに出てすぐのところにお店はありましたが、暗くて見落としそうな正面です。
暖簾を潜ると長い石畳の廊下。
また暖簾をくぐり、
履物を脱ぎ
また廊下。
全長60メートルだそうです。
椅子席を希望したので古めかしい階段を上ります。
椅子席を希望したので古めかしい階段を上ります。
特製の豆腐と、地場物のほうれん草。
湯葉をしゃぶしゃぶで
すくいゆば、中トロ、鯛の昆布締め
揚げ物は、衣に上品な塩が入っているのでしょうね、そのままでとても美味しいです。
ゆっくりさんの私達に合わせて、階下の奥の調理場から絶妙なタイミングでお料理を運んでくださるので、揚げ物も温かいうちに食べる事ができました。
ご飯の上に乗っているのは、湯葉としじみの佃煮(だったと思う😅)
黒糖羊羹
偉いお坊様の書だそうです。
お部屋の窓から吹き抜けが覗けます。
とても静かなので、他にもお客様がいらっしゃるのかと訊ねたら、外国の方をあてにしている店ではございませんが、今夜は他に誰もいらっしゃいません……とのこと。
最初から最後まで、4〜50歳位の大将一人しかお顔を見ていませんが、京都のおもてなしを懐かしく体験させてくれる、とても親切で素晴らしいお店でした。
大正時代からある長い町屋風情で、タイムスリップしたような気分になりました。
お店をでると、史跡高瀬川一之舟入
舞妓さんや芸妓さんが歩くのでしょうねぇ……❣️
美味しいものをいただいて、とても気持ちが癒されて、父も私もゆっくり休むことができました。
…続く…