読み終えるのに10日間を費やしました。
読むというよりも勉強すると表現したほうがピッタリくるかも知れません。
なぜならば、知らない哲学用語やフランス語が満載だからです。
いちいちグーグル検索をかけながら読み進める必要に迫られました。
その一部を紹介します。
ドクサ : 根拠のない主観的な知識。思いイ故し。( 思いなしと読むようです。)
ルサンチマン : あらがいようの無い上司や権力者に対する、恨み、妬み、ひがみ。
アクロバシー : 英語のアクロバットのようです。
キャナライズ : 流れを~に導く。運河(キャナル)を造る。
テクストとコンテクスト : 文章と文脈。織物(テクスタイル)が語源です。
ディスクール : 言説。言われたこと、書かれたこと。
ジャルゴン : ある集団の内部でだけ通用する業界用語。
アポリア :行き詰まり.
エクリチュール : 哲学。
クリシェ : 濫用されて、目新しさが失われた常套句。
当然知っておくべき人物も、数多く登場します。
エマニュエル・レヴィナス、ジャック・ラカン : 有名な20世紀の哲学者です。
モーリス・ブランショ : 極右のジャーナリストだそうです。
悪戦苦闘の末ではありますが楽しく読み終えることができました。
そしてなんとなくではありますが内田樹のスタンスが見えてきました。
表題にもなっているためらいと、含羞 です。
ある意見を述べつつも、内心では、ためらいと含羞が行き来しているようです。
明日からも内田樹の2冊目にチャレンジしていきます。
さて、昨夜はホテル日航での勉強会の後にT君とスナックガウディで痛飲しました。
12時に引き上げたにもかかわらず、今朝は酔っぱらっていました。
久し振り (半年ぶり) にスタッフから、" 酒臭い! " と非難されました。
私でさえ、このざまでしたので、T君のことがとても心配です。
( 追加記事 )
今、冷蔵庫のジョニ黒を見て分かったのですが、昨夜は帰宅後に飲み直したようです。
そういえばスピーカーの向きからして、JAZZを聴きながら飲んだのでしょう.....
ということはT君は大丈夫か.....良かった。