はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

骨粗鬆症

2012年11月06日 | 勉強会
昨夜は骨粗鬆症についてのWebシンポジウムが、ファイザー製薬の会議室で行われましたのでT君と出席しました。
東京のスタジオでの講演を全国各地の会場にウェブで流すという手法で、演者は東京慈恵会医科大の斉藤充先生でした。

従来は骨密度が重視されていたのですが、最近は骨質が重視されるようになってきました。
鉄筋コンクリートでたとえるならば、骨密度はコンクリートの量ですが、骨質は鉄筋とそれを束ねるブリッジのような材質です。
コンクリートはカルシウムのことで骨の体積の半分を占めます。
鉄筋はコラーゲンです。
コラーゲンを束ねるのはアミノ酸の結合体です。
このアミノ酸の結合体がくせ者で、活性酸素や糖尿病、B12不足、葉酸不足など様々な原因で悪質の結合体に変化することがあるそうなのです。
この悪性の結合体を斉藤先生は、”錆び”とよび、錆びが付くと骨は黄色く変色しもろくなるそうなのです。
この錆びを発生しにくくするような方向に、医学界は進んでいるようなのです。

終了後はステーキの”島崎”を予約していたのですが、みやげの弁当が出たので、それを”ガウディ”に持ち込んでの二次会となりました。
普通の懐石弁当ですから炭水化物を除くとカロリーが足りません。
マスターにチーズとピーナツを出してもらって乗り切りましたが、T君はきんぴらゴボウに手を出していました。反則です。

次に”KON’S”に顔を出しました。貸し切り状態でしたが、T君は初めての店で始めてのカリラを飲むことになりました。
しばらくはカリラを飲んだのですが、途中でT君が目の前に置いてある”白州”が飲みたいと言い出しました。
私も付き合って一杯飲んだのですが、驚きました。とても上品な味なのです。
カリラとは真逆の美味しさです。
焼酎にたとえると、カリラは芋焼酎の”白波”で、白州は”百年の孤独”でしょうか。
ウィスキーの奥の深さを垣間見たような気がしました。

”KON’S”のママもゴルフが趣味とのことで、T君と由真との4人で、いつかラウンドしようと約束しました。楽しみです。



連チャンゴルフ

2012年11月05日 | ゴルフ
11月の3日と4日に続けてゴルフをしました。

3日は流通団地の中にある”WOODY”という、打ちっ放しに併設されているゴルフショップ、”シングル商会”主催のコンペでした。
毎年、春と秋の年に2回開催される、参加者80名くらいの規模のコンペです。
私の組は、由馬とT君、それに焼き肉の鍋島熊本十数店舗の総社長である東坂さんでした。
結果は私が101打の34パットで、100打で回ったTクンに負けてしまいました。
由馬は81打、東坂社長は9ホールをパーで回りながらも97に終わりました。
ダブルペリアでしたが、由馬が5位、東坂社長が8位、T君が9位と、皆商品をゲットし、私だけがカヤの外でした。

私の後ろの組は当院を含めて4件の調剤薬局を経営する松林堂薬局の関係者でしたが、スタート後、すぐに、姿が消えました。
私達がハーフターンで昼食を取り終えてくつろいでいると、やっと上がって来ました。明らかなスロープレーです。
最終的には、その組から、133打の敢闘賞と131打のブービー賞を出してしまったのです。
同一組から敢闘賞とブービーを出すようなカップリングに問題があったことは明白ですし、後続の組に迷惑をおかけしたことを、関係者として陳謝致します。

4日は阿蘇グランヴィリオの東コースを由真とカミさんとの3人でプレーしました。
連チャンでのゴルフは私の人生では未だ3度目に過ぎません。
フロントティーからでは由真の練習になりませんので、レギュラーティーからのプレーとしました。
結果は私が97打で由真が81打でした。

コースはグリーンがエアレーション中で転がりが悪く、ボールスピードが落ちた時に不規則に曲がるので、私も由真もパットに苦労させられました。
短いコースではパープレーで回る由真ですが、400ヤードを越えるようなミドルホールではやはり苦戦します。
残りが170ヤードとなっても、難しい3番アイアンを振り回さねばならないからです。
この日もありましたが、グリーンに落ちても止まらずにオーバーしてしまうのです。
届かなかったり、横にはずした場合は、由真は半分以上の確率で寄せワンを拾いますが、上からではさすがに拾えません。
由真を見ていると、プロが上や、グリーンオーバーをひどく嫌う理由がよく分かります。
解説者の、”果敢にピンを攻めてきましたね”という表現の意味も理解できます。

私のような下手くそが、ピン上にパーオンして満足し、”これで少なくともボギーでは上がれそうだな。”とホッとするようなレベルからは遙かに遠い世界です。

過剰性の経済

2012年11月02日 | 読書


先日のゴルフ旅行の時に妹の旦那(慎ちゃん)からもらった本です。
当初は、なんでこんな本を持ち帰ったのか分からなかったのですが、読むとすぐに理由が判明しました。
面白い本だから慎ちゃんが私に勧めてくれたに違い有りません。
途中から加速度がついて、先ほど、二度読みを完了しました。

自由貿易、自由な市場競争、構造改革、規制緩和、経済のグローバリゼーション化などを私達が疑う余地もなく正しくて良いことだと考えることに警鐘を鳴らしています。
この20年間、日本の政治家もそれらを目指して”失われた20年”を演出してきたと書かれてあります。

この20年間に、中国は安価で豊富な「労働」という生産要素にアドヴァンテージを持っていた。
ロシアやブラジルは「資源」という生産要素にアドヴァンテージを持っていた。
インドは英語や数学的能力にアドヴァンテージを持った知的層を抱えていた。
そしてアメリカはドル通貨の「資本」という生産要素に強力なアドヴァンテージを持っていた。
さらに言えば韓国は、ナショナリズムという国民的結束と学歴エリートという「人的資源」を戦略的に作り出したのである。


つまりグローバリゼーションの中で各国は激しい国家間競争にさらされることになり、そこにははっきりとした国家戦略が必要になったそうなのです。

私には、今われわれが直面している世界経済は、いわば「新帝国主義」というべき状態である。

何の国家戦略も持たずに、アメリカの顔色をうかがいながらTPPに参入しようとする政治家には日本を任せるわけにはいきません。
次の選挙ではTPP反対の政治家に票を投じるつもりです。

注:青字は本の丸写し部分です。