はしぞうのKeep Casting

水郷メインの平日バサーの釣行記です。たまにスモゲーも。

マンガの話 其の肆 キャプテン2 プレイボール2

2021年09月04日 | 雑記
キャプテン プレイボールといえば、同世代のオッサンなら知っているだろう、ちばあきお原作の昭和の野球漫画である。
どちらも残念ながら、作者の体調不良などで、厳密にいうと未完に終わっている。
ところが、数年前からグランドジャンプに於いて続編がスタートした。
作者はコージィ城倉という人で、以前マガジンで連載していた野球漫画を見た記憶があるが、主人公が意表を突いた練習法を考えて云々という感じだったと思う。
さて、キャプテン2の近藤編は、グランドジャンプむちゃという月刊誌に連載されていたのだが、コンビニとかでも殆ど見掛け無かったので、プレイボール2に関して、ちょっと物申してみたい。
プレイボールの最終巻では、都内で第一シードクラスの谷原が、新戦力の加わった墨谷の様子見も兼ねて練習試合を申し込んできた辺りから始まる。
結局、二軍では墨谷に歯が立たず、一軍では力の差があり過ぎ、キャプテンの谷口も上には上がいる事を改めて実感した所で終わっている。
そして、あとがきでは作者のちばあきおが「続々とメンバーが揃い、これから晴れの甲子園を舞台にと思っていたんですが…。」とコメントしている。
実際に谷口一年時は、ほぼ一回戦負けだった墨谷が、三回戦でシードの東実に惜敗。
二年時は、偵察と事前練習で次々とシード校を倒して、ベスト8入り。
そして、三年時には墨谷二中のイガラシや江田川の井口の加入等のプラス要因も含めて、続編がスタートするなら当然、甲子園行きの展開になると思っていたのだが、何だこりゃ!の結果に終わった。
違和感を感じて一巻で読むのを止めた人も居るようだが、一応最後まで見てみた。
思えば、竹バットに固執した辺りも、コージィ流の意表を突いた練習の現れだったのかも知れないが、最初の残念だった所が、井口が全国で通用するかも知れないと思わせておいて、味方のエラーで乱れて、ピッチャー不適格の烙印を押された辺り。
そもそも中学時代は、味方の守備に足を引っ張られ捲りだった筈なのに...。
その後は、余分なサイドストーリーと、勝つには勝つが薄っぺらい試合内容。
そして訳の分からない、谷原との準決勝。
ちばあきおのアシスタントだった高橋広とか、弟の七三太郎は歳を取り過ぎていて難しかったようであるが、少なくともコージィに好き勝手に描かさずに、監修くらいはして貰うべきでは無かったのかと思う。
因みに現在は、プレイボール2は終了して、キャプテン2がグランドジャンプに移り、卒業した谷口が監督になり近藤が入学した墨谷高校が舞台であるが、ちばあきおが描くとは思えない同人漫画のような内容になっている。(あくまでも個人の感想である)

まぁ、読んだ事が無い人にとっては、何のことやら状態だと思うので読み飛ばして欲しい。(文中敬称略)
コメント
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