『五月晴れ 青空ととも 風の入る』
(さつきばれ あおぞらととも かぜのいる)
『暑き夜は 退職しても まずビール』
(あつきよは たいしょくしても まずびーる)
『早く飲も 土産の明太 冷蔵庫』
(はやくのも みやげのめんたい れいぞうこ)
『酔うて寝ん 夏の盛りの 線路上』
(ようてねん なつのさかりの せんろじょう)
『紫陽花に 雨一雫 欲しきかな』
(あじさいに あめひとしずく ほしきかな)
『涼しさや 松葉流るる 水の音』
(すずしさや まつばながるる みずのおと)
『恥かしも 背筋伸ばして 薔薇の門』
(はずかしも せすじのばして ばらのもん)