俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏匂う

2007年05月26日 | 俳句

『五月雨に 車窓の曇り 雨雫』
(さみだれに しゃそうのくもり あましずく)

『五月雨に 濡れて熱出て 寝ておりぬ』
(さみだれに ぬれてねつでて ねておりぬ)

『五月雨に 犬はか細く 塀の上』
(さみだれに いぬはかぼそく へいのうえ)

『白鷺も 親は近づき 子は離る』
(しらさぎも おやはちかづき こははなる)

『白鷺の 連なり落ちる 糞の道』
(しらさぎの つらなりおちる ふんのみち)

『軽鴨は 話す嘴 色黄色』
(かるかもは はなすくちばし いろきいろ)

『草刈られ 踏み締めし音 夏匂う』
(くさかられ ふみしめしおと なつにおう)
コメント
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