十月に 台風擦過 これ如何に
(じゅうがつに たいふうさっか これいかに)
10697 【季語】 十月 【季節】 晩秋
長き夜や 咳の止まらぬ 長き夜や
(ながきよや せきのとまらぬ ながきよや)
10698 【季語】 長き夜 【季節】 三秋
爽やかや 海を焦がして 陽の上る
(さわやかや うみをこがして ひののぼる)
10699 【季語】 爽やか 【季節】 三秋
食べごろは 今頃なのに 出ぬ柿よ
(たべごろは いまごろなのに でぬかきよ)
10700 【季語】 柿 【季節】 晩秋
渋柿や 天下御免の 味があり
(しぶがきや てんかごめんの あじがあり)
10701 【季語】 渋柿 【季節】 晩秋
唐辛子 その一振りで 別世界
(とうがらし そのひとふりで べっせかい)
10702 【季語】 唐辛子 【季節】 三秋
松手入れ 恥を知らずか 裸ぞよ
(まつていれ はじをしらずか はだかぞよ)
10703 【季語】 松手入れ 【季節】 晩秋
揺れる様 我と同じく 吾亦紅
(ゆれるさま われとおなじく われもこう)
10704 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋