焼酎や 呑んで酔わぬは 老い故か
(しょうちゅうや のんでよわぬは おいゆえか)
15695 【季語】 焼酎 【季節】 三夏
一入に 焼酎恋しく 今日も呑む
(ひとしおに しょうちゅうこいしく きょうものむ)
15696 【季語】 焼酎 【季節】 三夏
一口で 一家団欒 八女苺
(ひとくちで いっかだんらん やめいちご)
15697 【季語】 苺 【季節】 初夏
姉三人 思い馳せつつ 冷奴
(あねさんにん おもいはせつつ ひややっこ)
15698 【季語】 冷奴 【季節】 三夏
新緑や 瑞々しさに 恋い焦がれ
(しんりょくや みずみずしさに こいこがれ)
15699 【季語】 新緑 【季節】 初夏
天気予報 当てにもならぬ 五月かな
(てんきよほう あてにもならぬ さつきかな)
15700 【季語】 五月 【季節】 初夏
木々覆い 陽光反す 蔦若葉
(きぎおおい ようこうかえす つたわかば)
15701 【季語】 蔦若葉 【季節】 晩春
青鷺や いつも孤にして 独り立つ
(あおさぎや いつもこにして ひとりたつ)
15702 【季語】 青鷺 【季節】 三夏
垣内の 牡丹の家の 花見えず
(かきうちの ぼたんのいえの はなみえず)
15703 【季語】 牡丹 【季節】 初夏
緑成す 君が瞳に 明け易し
(みどりなす きみがひとみに あけやすし)
15704 【季語】 明け易し 【季節】 三夏
短夜や 君が写真に 目は冴えて
(みじかよや きみがしゃしんに めはさえて)
15705 【季語】 短夜 【季節】 初夏
夏の夢 笑窪消えしが 気にかかり
(なつのゆめ えくぼきえしが きにかかり)
15706 【季語】 夏 【季節】 三夏