梅雨入りや したかもしれぬ 予報あり
(つゆいりや したかもしれぬ よほうあり)
15766 【季語】 梅雨入り 【季節】 仲夏
梅雨八卦 当たりを望む 人も居て
(つゆはっけ あたりをのぞむ ひともいて)
15767 【季語】 梅雨入り 【季節】 仲夏
当たらねば 要らぬ予報や 夏の海
(あたらねば いらぬよほうや なつのうみ)
15768 【季語】 夏 【季節】 三夏
中学の 塀を越えるや 蛞蝓
(ちゅうがくの へいをこえるや なめくじら)
15769 【季語】 蛞蝓 【季節】 三夏
蛞蝓(なめくじら)=ナメクジ
夢現 昼寝破りし 天使たち
(ゆめうつつ ひるねやぶりし てんしたち)
15770 【季語】 昼寝 【季節】 三夏
橋下の 桁ひび割れて 梅雨寒し
(はししたの けたひびわれて つゆさむし)
15771 【季語】 梅雨寒し 【季節】 仲夏
薫風は 唇寒く 身に徹る
(くんぷうは くちびるさむく みにとおる)
15772 【季語】 薫風 【季節】 三夏
鴉の子 ゴミを漁るを 親見張り
(からすのこ ごみをあさるを おやみはり)
15773 【季語】 鴉の子 【季節】 三夏
グラジオラス 多面の顔に 乱れ無く
(ぐらじおらす ためんのかおに みだれなく)
15774 【季語】 グラジオラス 【季節】 三夏
緑陰や 鳥居の朱の 数珠繋ぎ
(りょくいんや とりいのあかの じゅずつなぎ)
15775 【季語】 緑陰 【季節】 三夏
緑陰に 身を委せつつ 参拝す
(りょくいんに みをまかせつつ さんぱいす)
15776 【季語】 緑陰 【季節】 三夏
扇風機 取説不要と 卓の上
(せんぷうき とりせつふようと たくのうえ)
15777 【季語】 扇風機 【季節】 三夏
見下ろせば 真白き夏の 雲ばかり
(みおろせば まっしろきなつの くもばかり)
15778 【季語】 夏 【季節】 三夏
どこから・・・天から、宇宙から。
昔から 夏は眠眠 焼き餃子
(むかしから なつはみんみん やきぎょうざ)
15779 【季語】 夏 【季節】 三夏