常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

春の農作業 桑畑

2010年04月22日 | 季節の便り
ひとりしずか

養蚕といっても解らない人が多くなった。
コットンに広大な綿農園を思い、ウールの肌触りに草原に羊を追う牧羊犬を想像する、シルクと聞いて思い出すものは何だろう。
養蚕農家の春は桑畑の手入れから始まる。
桑は、毎年地上部に伸びた部分を刈り取って、新しい芽吹きを促さなくてはならない。
太い丈夫な新芽にはたくさんの栄養価の高い葉が茂る。
前年度 桑一株から十数本ほどの芽が伸びて、高さ2メートル、直径は1~2センチの太さに成長して大藪になっている。
桑園の手入れは、この藪をきれいに刈り取る作業からはじまる。
鎌を使って1本1本切り取るのだけれど思いのほか重労働である。
子供たちは真新しい鎌を手に最初は面白くて夢中になるのだが、すぐに飽きてしまい、親の目を盗んで「一人静」の花と遊んだ。
コメント
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