ウコン花


梅仕事という言葉を知った。
青梅から自家用加工食品を作るため,梅の一粒々を手撫でする一連の作業を総称しているようだ。
いくつもの行程を経て、梅干し、梅酒、梅ジャムを完成させるためには、根気のいる儀式にも似た作業が長く続く。
同じ仕事を、男がこなしても梅仕事とは言わない、男が為す仕事ではないと位置づけが確立しているのだろう。
現在 青梅の一連の作業が終わって、後は紫蘇の成長を待って紅付けを待つガラス瓶が並んでいる。
この季節、梅の木には残った青梅が金色に熟し良い香りが畑中に漂っている、芳香に魅せられて1kg程収穫し、インターネットのレシピに沿ってジャムに加工してみた。
勿論これは梅仕事に入らない
ところが この酸味と甘みが絶妙に調和したジャムが思いのほか好評だった。
熟梅を無策に落下させてしまうのが急に惜しくなり、今度は20kg程収穫してきた。
5kgをジャム用にとりわけ、さて残りはどうするか、今までの梅仕事で疲れ果てたカミサンは困惑気味である。
結局カミサンの友達に頼みこんで貰ってもらった。
5kgのジャム加工は私が梅仕事ではない仕事をした。
梅がふつふつと煮えたぎる香りが明け放した窓から外に流れて、時期外れの鶯が鳴いた。