早乙女草(ヘクソカヅラ)
蟻地獄の成虫ウスバカゲロウは区切りを間違えると大変失礼なことになる。
初秋夜 灯火に誘われ迷い込んできて、ほの暗い裸電球の周りを紙飛行機のように頼りなく飛びまわるウスバカゲロウを見ると、調子ついて騒いでいた子供たちが急に静かになる。
他方 「ヘクソカヅラ」には命名者がこの植物に抱く敵意が感じられるように思う。
嫌われる要因の第一はその蔓の鋼のような強靭さにある、庭木に絡まった蔓を除去しようと強引に引けば庭木の大切な枝が折れることは必定である。
その上蔓を傷つけると可憐な花に似合わず悪臭を拡散する。
多分 花が散った後の庭手入れで、この蔓のために手痛い失敗をした庭師さんが、その悪臭に辟易しながら発した言葉が命名由来と推理した。
別名の早乙女草では乖離が大きすぎる。
昨夜は怪盗の出現なくセンサーカメラ 作動せず
ネズミの足跡でも判別できるように、トウモロコシ畑の周りをきれいに耕したので、空を飛ばない限り足跡を残さず侵入すりことは不可能なはずだ。、