鳳凰シャジン 鷺草 折り鶴蘭
慶安の検地帳
慶安小帳
慶安検地(1649~1652)の結果を、本百姓に示した控えといわれる、慶安検地小帳なるものが存在する。
小帳によると年貢は、拾石六斗六升四合と記されており、名請人は市兵衛と書かれている。
しかしながら、位牌にも墓石にも市兵衛の名は見当たらない。
仮に甲州より移住した初代が市兵衛としたら、系図上の開祖了圓は移住3代目に当たり。市兵衛の孫になるのではないかと思われる。
しかし いかに戦勝国からの移住とはいえ、勝手に農地を略奪したとは考えにくい、10石の年貢を納められる農地は、河川敷や傾斜地から簡単に開拓できたとも思えないから、それなりの歳月が必要だったと思われる。
市兵衛を移民2代目と推察した。