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常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

慶安検地小帳

2013年08月20日 | ルーツ

 鳳凰シャジン  鷺草   折り鶴蘭

慶安の検地帳

慶安小帳

慶安検地(1649~1652)の結果を、本百姓に示した控えといわれる、慶安検地小帳なるものが存在する。

小帳によると年貢は、拾石六斗六升四合と記されており、名請人は市兵衛と書かれている。

しかしながら、位牌にも墓石にも市兵衛の名は見当たらない。

仮に甲州より移住した初代が市兵衛としたら、系図上の開祖了圓は移住3代目に当たり。市兵衛の孫になるのではないかと思われる。

しかし いかに戦勝国からの移住とはいえ、勝手に農地を略奪したとは考えにくい、10石の年貢を納められる農地は、河川敷や傾斜地から簡単に開拓できたとも思えないから、それなりの歳月が必要だったと思われる。

市兵衛を移民2代目と推察した。

 

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武田信玄の移住政策?

2013年08月19日 | ルーツ

 茜空

厳しい残暑が続くので、人はあまり暑い暑いと云わなくなった。

云ってもしょうがないし、暑いことが特別な話題にもならない普通事になってしまった。

すっきりと晴れ渡った連山に太陽がつるべ落としにストンと落ちて、西空の茜色が濃くなってくる。夏はとっくに過ぎて行った。

北の極地から冷気がじわりじわりとにじり寄ってくる、こんな年は秋が短くて冬が早い。

 

中津川に住む弟からルーツに係る情報が寄せられた。

「先祖は武田信玄の後からついてきた百姓」だと親父に聞いたことがあるという。

武田信玄が小笠原長時の居城(林城)を攻めたとき、武田の軍勢が昼を食べたといわれる「べっとう原」という地名が、家から100メートル離れた場所に現存する。

天文17年(1548)林城は落城し、この地は武田氏の支配下に置かれることとなる。

この期間 信玄は民百姓の移住を積極的に進めたものと思われる。

 

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松本市史による新事実

2013年08月18日 | ルーツ

 百日紅はますます盛ん

 

 

信州筑摩郡南方村が、文献上に初見したのは、天正元年(1573)といわれ、戦国期に南方村は成立したとされ、住民は戦国後期に、この地に移住したと推測される。

もし先祖が最初の移住集団に入っていたならば、440年も昔のことで、われわれが開祖とした了圓年代よりおよそ100年も前になる。

了圓の先代か、先先代がこの地に移り住んだのだろう。

 

 

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ルーツを探そう

2013年08月16日 | 季節の便り

 調査班の面々

送り盆に参集した孫たちと、一族のルーツ探す旅の一歩を踏み出した。

調査班 優子(信大教育)、太郎(鈴鹿医療技術大)、諒弥(松本大)

我が家の家系は享保7年(1723)4月26日に没した了圓を祖として始まる。

調査班が知りたいのはそれ以前の系譜である。すなわち始祖了圓の足跡である。

享保は1716年に始まり1736年の元文元年まで20年間続いた。

享保の前は正徳(1711)、宝永(1704)、元禄(1688)、貞享(1684),天和(1681)、延宝(1673)寛文(1661)、万治(1658)、明暦(1655)承応(1652)慶安(1648)と遡ることができる。

了圓が生存したと思われる65年間は、江戸中期にあたり戦争もなく、安定した社会が続いていた時代と思われる。

その時代に住み慣れた土地を離れて現在地に生活の場を移したことは、それなりの理由があったに違いない。

想像の域を出ないが、この移住は血縁の薄い集団(10~20戸)行われた形跡が濃い。

仮説として1673年将軍家綱により発布された「分地制限令」による集団新田開拓が考えられる。

 

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鈴虫

2013年08月15日 | 季節の便り

 

 

ゴマ粒ほどだった鈴虫が1センチほどに成長した。

楽器となる羽がまだ伸びないから、音を出すにはまだ時間がかかるだろう。

午後4時ごろから黒雲が低く垂れて、雷鳴が続いた、慈雨を期待したけれど、埃が静まる程度の雨量だった。

雷鳴は夕刻まで続き、局地的に強い夕立の洗礼があったものと思われる。

 

 

 

 

 

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虫の声

2013年08月14日 | 季節の便り

日が落ちるとき 夕映えの雲

薄い夕焼け 虫の声

一切の屋外作業を休止し、終日涼しい屋内で過ごした。

6時20分ごろ蝶ヶ岳付近に日が落ちると夕暮れが駆け足でやってくる。

夜の帳の降りる前に、鉢植えや庭木の散水は欠かせない、池に落とし込んだ小型の水中ポンプに、ホースをつないでの人工の雨を降らせる。

散水が冷気を呼ぶことを実感でき、植物も人間も生き返る。

蝉の声と交代して、草むらや石垣の奥から盛んに虫の声が聞こえてくる。

 

 

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オカリナ演奏

2013年08月13日 | 季節の便り

 次姉のオカリナ

迎え盆に、現存する兄弟姉妹7人が実家である我が家に集まった。

久しぶりの出会いである。

かみさんの手料理で歓談の後、末弟が得意の喉を披露し、次姉のオカリナ演奏をきいた。

圧巻は「トオル」さんの歌であった、その歌う歌曲の創作過程がユニークである。

最初に歌詞ありきで、気に入った歌詞ができたら、仲間にネットを通して作曲を呼びかける。

集まった曲をネット上で互いの意見をもとに融合させ仕上げる。

完成した曲はそれぞれの分担する楽器で演奏し、ネットで合成する、という方法らしいが良く解らない。

トオルさんは長姉の孫娘の主人で、長姉の家族であり、この集まりではピカピカのニューフェースである。

写真の一番奥がトオルさん

 

 

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根なしカズラ

2013年08月12日 | 季節の便り

 

 

 

 土から芽を出して周りの植物にまきつき、成長する間に寄生根なるものを生やして。まきついた宿主植物から栄養をいただくちゃっかりもんである。

寄生された植物は迷惑なことだけれど。何らかのメリットがあるのかもしれない。

根なしカズラの地上根は消滅するので、足のない幽霊みたいな存在で頼りなげに思えるが、生命力は強靭で、瞬く間に、宿主植物を覆い尽くしてしまう。

しかし 葉を必要としない蔓だけの植物であるから宿主を枯らすことはなさそうだ。

別名牛のそうめんとも云うらしいが、牛ラーメンのほうが通りがよいかもしれない。

また 「いぼ 」取りの民間薬で知られるけれど、その真偽はわからない。

最近 頬にできた老人性疣で、その効果を確かめたいと思っている。

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デラ葡萄とミネゾ

2013年08月11日 | 季節の便り

デラ葡萄

ミネゾの赤い実

デラ葡萄の芳りが漂い始めた。酸味が抜けて糖度が上がったぶどう棚からは、毎日甘い香りがあふれてくる。

果樹農家さんに聞くと、春先の異常低温等で心配したけれど、作柄も値段もまずまずだという。

この地区のデラブドウ栽培は明治時代に始まった。

南斜面の地形にあった品種の選定、栽培技術の確立等、幾多の苦難を越え育てたブランド品である。

葡萄栽培は手作業が主となるため後継者不足で、放置された棚が散見される状況になってしまった。

しかし葡萄栽培がしたくてこの地区に移住してくる人もいる。

ミネゾ(一位、オンコ)の実が宝石のようだ。赤い実を口に入れると蜜のように甘い。

決して中心の青い硬い種を噛潰してはいけない、口が曲がるほど苦くてその上有毒だといわれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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筑摩(つかま)神社夏祭り

2013年08月10日 | 季節の便り

 

宵の花

 朝の花

8月10日は花火で知られた筑摩(つかま)神社大祭である。

例会場の席を揺るがす花火の音がひっきりなしに聞こえてきた。

今晩3000発の打ち上げがあるという。

花火場のすぐ近くの河川敷にゴザを広げて仰向けになって眺めたことを思い出した。

花火の閃光に周りの月見草が一斉に発光るようだった。

もっと昔、手作りの灯篭をリヤカーに積んで、仲間と天下御免とばかり引き回した。

境内に露店が並んで、強いカーバイトの匂いがした,アセチレンの光に照らされるとなんでも美しく見える。

店頭に並べられた朝顔が夜なのに咲いていた。

 

 

 

 

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