自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋晴れの魚釣り大会

2012-11-04 | 日記

11月4日(日)。自宅前の河川で,伝統ある魚釣り大会が行われました。わたしは大会実行委員の一人として参加しました。

早朝6時30分に集合。ぐっと冷え込み,からだが震え上がりました。霧が深く,晴れ上がることは間違いないといった天気でした。カワウの群れが頭上,下流に向かって飛んで行きました。その向こうの西空には更待月(二十日月)が残っていました。気温はぐっと下がった中,テントを立てる,受付の用意をする,など作業を進めました。

この日の参加者は太公望がざっと150人。遠来組では大阪からの参加者もありました。この人たちが魚種別に長寸争いをして,優勝を争うのです。コイ,フナ,ブラックバス,ナマズ,シラハエ,その他,の6部門が設けられました。

7時,釣り開始! 見て回ったところでは,水温が低くて魚の動きがよくないようで,釣れている雰囲気ではありませんでした。

橋梁の下では……。

井堰下の深みでは……。

10時に終了。部門ごとに長さを測っていきました。あまり釣れなかったとはいえ,結構いろんな魚種が集まり生態系を考える参考資料が入手できました。

コイは75cmありました。

ナマズも大物でした。

小さいものではヨシノボリ。その他,ブルーギル,モロコ,ウグイ,ギギ,ニゴイ,……。

この後,表彰式,おたのしみ抽選会がありました。

振り返ると,釣果はさびしかったものの,晴天下,参加者には水辺で過ごすたのしさを味わっていただけたように感じた次第です。

 


カナブンの幼虫,その後(続)

2012-11-04 | 昆虫

11月4日(日)。プランターの土表面に開いた穴を掘ってみました。10cmぐらい掘っても幼虫は見当たりませんでした。たぶん,それより深く潜り込んでいると思われます。 

それでも,幼虫を1個体見つけました。これは穴とはまったく関係なく,掘っている最中,そこにいたものを偶然発見したに過ぎません。大きさは,昨日見たものとり一回り小さく見えました。

地面に置いて写真を撮っていると,糞(下写真の矢印)をしました。生々しくって,水気たっぷりです。

頭を見ました。幼虫にしては,しっかりした顎(あご)だなあという印象です(下写真の矢印部分)。これで“何か”を食べるのです。自然界ではどうやら腐植物のようです。飼育するには,バナナや昆虫ゼリーを与えればよいという情報も得ることができました。顎のかたちから想像すると,バリバリと小さく砕いて食べるのでしょう。

プランターの地中にある食べ物は何かといえば,思い描けるのは腐葉土質,腐食した根ぐらいです。当たっているでしょうか。それを探し当てる“アンテナ”触覚がとても発達しているようにみえます。

幼虫の動きを見ていると,からだをUの字に曲げ,ぐいぐいと地中に潜って行きました。。土表面にできた穴は,やはり幼虫がつくったものだったようです。

地中で越冬し,春を迎えて,前蛹→蛹→成虫と変化していきます。成虫になる際,土繭の中で羽化し,その後地表に出てくるのです。土繭から成虫への変化は,今春,本ブログで報告したとおりです。