自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

消火栓を使った放水訓練

2012-11-11 | 日記

11月11日(日)。雨の中,消火栓を使った放水訓練をしました。

わたしの住む集落は,河川と山に挟まれた狭小な地形に立地しています。そのため,水害,山崩れに対する危機感が消えることはありません。万一のそうした自然災害に適切に対応して,被害を最小限に食い止める訓練を重ねていかなくてはならないと考えているところです。

本年度はそうした危機管理対応の取組として,平日の火災発生を想定して消火栓による放水を実施しました。

普段の日は,「いざ火災が発生!」という場合は消防団員は勤めの関係で不在です。その代わりに,在宅の熟年層を中心にした消防協力員制度がつくられています。本集落の協力員はわたしを入れて10名。この協力員が初期消火に務めることになるわけです。

今日は協力員と消防団員,それに関係者が集まって,放水の状況を確認しました。

その後,11箇所ある消火栓・ホース格納箱本体と必要部品の状況を確かめました。しばらくこうした点検をしていないと,意外に不備が見えてきます。今日の点検からも,いくつか課題が浮かびました。

今は,秋の火災予防運動期間中。意味のある訓練になりました。

 


「さようなら」のきれいな中学生

2012-11-11 | 随想

午後,親子体験栽培農園で野菜の世話をしていると,一人の中学生が自転車で通りかかりました。下校時でした。そのとき,一言中学生が「さようなら」と声を掛けてきました。

わたしは,「さようなら。気をつけて」と応えました。そして見上げて,瞬間Nさんだとわかりました。それで,ことばをつなぎました。

「よっ,お元気?」

Nさんは自転車を降りて,近くに戻ってきました。そうして,わたしに「わたしを覚えているんですか」と尋ねてきました。

それには「もちろん! R君のお姉さん,Nさんだ」と応じると,驚いていました。わたしが「じゃ,わたしは?」と聞くと,すぐこんな返事が返ってきました。

「自然となかよしおじさん! でしょ?」

「うれしいねえ。そのことばがすぐ出てきたか」と,わたしは言いながら,学校生活についていくつか尋ねました。Nさんはわたしが自称“自然となかよしおじさん”を演じ,児童朝会で『5分間授業』を行っていたことをちゃんと記憶していたのです。ことばの勢いから,とても張り切って生活しているようで,うれしくなりました。

しめくくりに「「バレーボール部のエースアタッカーを目指して頑張って!」と励まして,別れたのでした。

中学校では長年挨拶運動に力を注いでいます。すっかりそれが地域に根ざしたものになって,子どもの活力の一部になっているように見えます。地域の支えもかなりのものです。子の健やかな育ちに触れて,こころに灯りが点りました。

 

 


ホテイアオイを植木鉢に

2012-11-11 | 生物

例のホテイアオイを採集してきました。

さて,これを植木鉢に植えて越冬できるか,確認しようというわけです。下写真が植え付け後の植木鉢です。

わたしの住む地域は野外では頻繁に氷が張りますが,室内では張りません。つまり,家の中がいくら寒いとはいえ,氷点下にはならないのです。この気温で越冬が可能でしょうか。

ところで,このホテイアオイは野外で繁殖していたと考えれられます。いわゆる野生化です。ということは,氷点下になる環境で越冬できる条件の揃った場所があったということです。流水のあるところ,植物が混み合ったところ,保温効果が望めるところ,そんな格好の場所がたまたま存在したのではないでしょうか。

それなら,室内で注意深く栽培すれば越冬できるかもしれません。さて,結果はどう出るでしょうか。