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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫(37)

2014-04-01 | マンサク

肉眼ではほとんど確認できない大きさですが,なにか虫でもいるようだなと思ってようく,ようく見ると,ユスリカの一種でした。体長が4,5mmです。

この種のユスリカについては既に取り上げています。にもかかわらず改めて記事にするのは,口が退化している(らしい)のに,どうも吸蜜行動らしき動きを見せるからです。単に身の安全を確保するためとか,寒さよけとか,そんな動きには見えないのです。 

 
花の中を,ゆっくり動いていました。


口吻のように見える器官が花弁方向に伸びて,先が触れています。前にも見たスタイルです。


しばらく,この花から離れようとしませんでした。 

 
後日,また同種のユスリカを見かけました。まったく同じ生態に見えました。


黄色い花を付けたマンサクでも同種のユスリカを目撃しました。これよりも小型に見えました。これらの虫たちはわたしにはまだ解き明かせない,謎の持ち主です。

 


ヒラタアブの成長(6)

2014-04-01 | ヒラタアブ

観察しているホトケノザの株に,クロヒラタアブとホソヒラタアブが盛んに訪れています。もちろん産卵のためです。 


産卵場所はいろいろで,株の奥の方もよく選ばれます。そこは日当たりが悪く,湿気が多いと見えて,アブラムシがたくさんいるのでしょう。そんなところに入ってしまうと写真に撮れないので,諦めるほかありません。

 
株の外側だったら,観察がしやすいのですが……。


アブの行動を見守っていると,たまには葉に降りて休憩することもあります。そういうときが撮影のチャンスです。 

 
産卵場所は,葉の裏だけとは限りません。表にも,茎にも産み付けられます。目が慣れると,卵がいくつでも見つかるようになります。