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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

目覚めた幼虫

2014-04-13 | ツマグロヒョウモン

4月13日(日)。曇り。最低気温6.2℃,最高気温15.0℃。寒さを感じる日でした。

夕方,自宅脇の道路でツマグロヒョウモンの幼虫を見かけました。終齢幼虫かもしれません。じっとしていました。じっとしていなくても,この幼虫は食草を求めて歩き回るのが得意です。

ツマグロヒョウモンの越冬態は幼虫か,あるいは蛹です。この個体は幼虫で冬を越して,こうして現れたのでしょう。


我が家周辺の路傍,空き地には食草のスミレ類がたくさん生えています。今,花が咲いている種もあります。ほとんどの家庭にはパンジーが植えられています。生育環境としてはなかなかのものです。


せっかくなのでスミレを採集して鉢に植え,そこに置いてやりました。もちろん,観察するためです。

こんなふうに,今日はツマグロヒョウモンの幼虫と今季,初対面をしたのでした。

 


ベニシジミ,初見

2014-04-13 | 昆虫

4月12日(土)。晴れてはいるものの,ひんやり寒さを感じる一日でした。昼食後,いつものようにウォーキングに出かけました。

歩き出して間もなくのこと,ベニシジミが一匹目にとまりました。ちょうどスイバの葉にいたのです。春型なので,鮮やかな色が印象的。近づいたら,機敏に舞い上がって近くのスイバに降りました。さらに近づいて写真に収めようとすると,パッと飛び上がりました。警戒心がはっきり感じられました。

ベニシジミは幼虫越冬をしますから,たぶん,羽化して日が浅いのでしょう。幼虫はスイバとギシギシが大好物。もしかすると,この日に羽化したのかもしれません。

すこし行くと,別のベニシジミがいました。田に生えているタネツケバナにとまりました。そっとそっと近寄って,一枚だけ写真に撮っておきました。


またすこし行くと,今度はタンポポに降り立った個体がいました。たぶん,蜜を吸っていたのでしょう。タンポポとは相性がとてもよいと見え,見かけることがほんとうに多い組み合わせです。


シジミチョウでは,これまでヤマトシジミの生態をかなり見届けてきましたが,ベニシジミはほとんど理解できていません。今季は,ベニシジミのそれに目を注ごうかなと密かに思っています。

というわけで,この日はわたしにとってベニシジミ初見の日となりました。 

 


ヒラタアブの成長(18)

2014-04-13 | ヒラタアブ

孵化直後の幼虫は純白です。したがって,写真の幼虫は,それよりも時間が経っていることがわかります。体長は3.3mm。特徴は,なんといっても透明感があること。

 
アップで見ると,体内走る一筋の器官が見えます。どうやら消化管のようです。口から肛門まで続いているようです。その周りを,褐色をした各種の器官が取り囲んでいます。モジャモジャっとした色合いが,この昆虫独特の小宇宙です。

 
しばらくして見ると,向きを変えていました。 


肛門辺りの消化管がはっきり確認できます。よくよく見ると,肛門に小さな小さな糞らしきものが付いています。褐色は濃淡がくっきりしています。それぞれ,役割を与えられた器官なのでしょう。 

 


顕微鏡で観察したら,どんなふうに見えるのかとつい思ってしまいました。