3月17日(月)。夕方近く,露地植えのマンサクの花に,珍しい昆虫が来ていました。ハチらしいからだつきをしています。わたしは初めて見ました。
マンサクは花弁が萎れたり,落ちたりしているところです。とっくに花は盛りを過ぎ,結実に向けた変化が進んでいます。名残りの栄養分を口にするためか,あるいはそこにいる虫を探してやって来たのか,それはわかりません。
くっきりとした触覚と赤い複眼,それに胸部の背の窪み紋様は,一度見たら忘れられません。体長は5mm程度と小型の昆虫なので,手元の図鑑には記載がありません。
しばらく花の中にいて,やがて出てきて花弁を歩き出しました。
写真で見ると,艶があるようで光っています。翅は透明感があります。腹部先に突き出した棒状のものは産卵管かもしれません。
正体は不明ということで,同定は先送りです。それにしてもふしぎな発見がよくあるものです。