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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒラタアブの成長(12)

2014-04-07 | ヒラタアブ

早く孵化した幼虫は,もうかなり大きく育ちました。途中脱皮をしているはずですが,その場面を観察したことはありません。あれもこれもあって,優先順位を付けてやっていたら,そこまで手が回らないのが実情です。

下写真の幼虫は体長が5mmです。大きさや色,体型を見ると,成長ぶりがうかがえます。

 
周りは餌だらけ。食べようと思えば,ほとんど苦労なしに口にできます。なにも知らないアブラムシにはお気の毒な話です。写真の左に,殻が写っています。この殻から出てきた個体がこの幼虫かどうかは不明です。

 

 
アブラムシに比べると大きなからだなので,軽々と持ち上げます。アブラムシは,この受難に「いったいなにが起こったのか」と思っているのでしょうか。それとも,ちっとも状況を察していないのでしょうか。ヒラタアブの幼虫の動きからすると,その動きはほとんどない感じです。

 


ホトケノザの葉では,じつに多様・多彩なドラマが展開していきます。  

 


マンサクと昆虫(43)

2014-04-07 | マンサク

いよいよこれがおしまいの一片だろうと思われる花弁が一枚残る,アカバナマンサクの話です。なんとか蜜を得たい,すこしでも口にしたいと思うハエがいるようで,わたしの目をまだたのしませてくれました。 

花弁の付け根辺りにいて,口器を足元にペタリ付けているようです。わずかながらも,口にしたい栄養分が付着しているのでしょう。


見ていると,今度は,残った蕊にしがみ付いて舐め始めました。その格好は,まさに食餌行動そのものでした。 


同定をしたわけではありませんが,蜜を求めて飛来するなかまに違いありません。花がすくない時期なので,わずかな蜜源を探し回ってやってくるのです。

こんなわけで,冬の花を観察するのは結構おもしろいものです。穏やかな日だと,一匹,二匹と虫が目に付きます。飽きるほどもなく,すくな過ぎることもなく,です。 

 


キアゲハの季節 ~虫の目レンズ~

2014-04-07 | キアゲハ

我が家で誕生したキアゲハにモデルになってもらって虫の目レンズで撮った写真を,もっとご紹介しましょう。 

雲一つない快晴の日。昼前の撮影です。やっぱり菜の花が似合っています。暖かい日差しを浴び,風を感じながら,蜜を吸っていました。 

 
まだ飛び立つ元気がないようです。我が家の庭に植えている葉牡丹に,ちょこっと置いて撮りました。ガーデンは『アゲハの庭園』です。ここにはジャコウアゲハの食草“ウマノスズクサ”がたっくさん。今,芽が伸び始めています。

 


狭いながらも,「生きもののためのガーデンに 」との思いを込めて手入れしています。


下写真は,この日の午後6時過ぎの様子です。薄暗くなってきました。そんな中,まだアゲハがいました。なんだか元気がなさそうです。最低気温はとても低い一日でした(-0.5℃)。日毎に暖かくなったり,寒くなったり。この環境で生きていくのはたいへんなのでしょう。

 

 
なんとか舞い上がってほしいのですが……。