4月16日(水)。
今日は,初発芽を見た翌日。次々に芽が出てきています。 蒔いた種子は一定の間隔があり,加えて芽生えが小さいので,“次々”といっても,とっさにそう思えるわけではありません。ざあーっと数えてみて,そしてポッポッと子葉の緑が見えるなあという印象から,そう思えるのです。
以下,芽生えの画像をいくつか載せておくことにします。ただ,「これは!」と思うものに限って。
ついつい種子をたくさん落としてしまったポットです。一気に発芽した感のある風景です。
根毛がくっきり。
この芽生えでも根毛が。なお,茎の太さは0.7mm程度ですから,根毛の長さ・細さは想像できると思います。実際は想像が及ばない世界かもしれません。
三きょうだいのような感じでなかよく同じ向きにカーブしています。光の加減でしょうか。からだの緑が,いのちの始まりを告げているかのようです。
まだ双葉が開いていませんが,スマートに伸びています。
根が出てきたばかり。からだはまだ真っ白。
頭をもたげました。すこし緑がかっています。光を浴びている証拠です。
双葉の片方に種皮が残っています。いかにも芽生えという感じが伝わってきます。
別の双葉を見ましょう。種皮が落ちて,自立して生きようとする双葉です。葉の緑が,いかにもその決意を物語っているようです。
発芽期には特徴的な変化が見られます。胚が伸びて,まず幼根が出てきます。そうしてからだを固定して,水分を吸い上げます。そうしながら,光合成の準備を整えていきます。大変化には見る者のこころを動かす営みが詰まっているのです。