自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ルリタテハ,卵から羽化まで(7)

2016-09-05 | ルリタテハ

8月28日(日)。アゲハの庭園にて。

幼虫はほとんど移動することなく一枚の葉の裏で過ごします。したがって,同じ葉に複数の卵が産付されたら。必然的に幼虫たちが同居することになります。6匹もいる葉がありました。いずれ移動していくことでしょう。

 


こちらは4匹いる葉です。そのうちの1匹がちょうど糞をしました。 

 


食べる姿勢は葉の裏から頭をわずかに出して身を潜める態勢は保ちつつ,といった感じです。この葉には,殻の付いた部分が逆立ちして付いています。 

 

 
食べると糞をします。落下した糞が下の葉に溜まります。じつに小さな粒です。

 

 
ハラビロカマキリが潜んでいました。危ない危ない。

  


クモもちゃっかりと巣を作って,獲物を待ち構えます。ルリタテハの幼虫も通りかかろうものなら易々と餌食になるでしょう。


個体数が多いと,それだけ生態がゆたかに見えてきます。それをたのしみに観察を重ねていこうと思います。