自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ルリタテハ,卵から羽化まで(8)

2016-09-06 | ルリタテハ

8月31日(水)。これだけ幼虫がいると,食草を食べている風景などいくつも見られます。


おもしろいことに,その後産付された卵が新たにいくつか見つかりました。産み付けられてから日が経っているので,もうすぐ孵化しそうです。ということは,成虫が度々訪れていたということになります。ただ,わたしはこの夏成虫を一度も見かけたことがありません。


卵のある部分をじょうずに避けて食べていきます(矢印は新しい卵)。


初めて見た卵の事例が2つあります。1つは孵化間近だったのがどうしたことか孵化に至らず,いのちが絶えてしまった例。


原因を探るために,一眼レフで接写しました。すると,側面に小さな穴がぽっかり。寄生バチが出た穴でしょうか。

 


中の幼虫には毛が生えていて,誕生前だったことが窺えます。つまり,外敵に侵入されたようなのです。

 


もう1つは,天敵らしいハチに狙われている例。小さな卵に,それよりさらに小さな天敵がいるとは! 卵の発育を見守る必要があります。